『音楽マスターピース』では、日本を代表するアコーディオン奏者の
桑山哲也さんに出演していただきました。
桑山哲也さんは来月17日に、桑山さんが長年敬愛してやまないフランスを
代表するアコーディオン奏者のダニエル・コランさんとのデュオで、意欲作の
『サン=ジェルマン=デ=プレの出逢い』をリリースされるということで、今回は
アルバムの制作にあたってのエピソードや、作品の魅力などについてお話し
いただきました。
『サン=ジェルマン=デ=プレの出逢い』は、ダニエル・コランさんを敬愛して
止まない桑山哲也さんからのリクエストで実現したアルバムで、フランスと
日本のアコーディオン奏者が全面的に共演したアルバムは初めてとのこと。
体調の事情もあり、ダニエル・コランさんが来日できなくなってしまったことを
きっかけに、桑山さんが出向く形でアルバム制作を持ち掛けて実現したもので、
アルバムの制作過程でどんどんアイデアが出てきて、自由な雰囲気で制作が
進んだそうです。
レコーディングは今年2月16日から、パリ左岸のサン=ジェルマン=デ=プレの
アコースティ・スタジオにてスタートしたそうで、桑山さんによりますと、「リハ中も
レコーディング中もコランさん宅で過ごし、じっくり意見交換しながら制作が進んだ。
コランさんとの共演が実現したことも素晴らしいが、加えてパリで自由な雰囲気の
中で、こちらではなかなか出来ないようなアイデアを、どんどん実現できたことが
良かった」とのことです。
そのような形で制作されたアルバム『サン=ジェルマン=デ=プレの出逢い』の
中から、桑山さんからのリクエストで録音された曲「スウィング・ワルツ」のほか、
桑山さんがアコーディオンの師匠であるアドレアン・レジャンさんへのオマージュ
として録音を希望した曲「インティミダッド」、そして桑山哲也さんのオリジナル曲
「ブー・ラブ・ラブ」を紹介していただきました。
☆『サン=ジェルマン=デ=プレの出逢い』 ダニエル・コラン&桑山哲也
10月17日水曜日、リスペクト・レコードから税込み2,520円で発売。
今日ご紹介いただいた3曲のほかにも、ルイ・アームストロングがカバーした
世界的な大ヒット曲「セ・シ・ボン」、エディット・ピアフの名曲「いつかの二人」
など、馴染み深いスタンダード曲も収められています。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.スウィング・ワルツ / ダニエル・コラン&桑山哲也
2.インティミダッド / ダニエル・コラン&桑山哲也
3.ブー・ラブ・ラブ / ダニエル・コラン&桑山哲也
以上の3曲でした。