フランスやイタリアのワインは、およそ30%が海外に輸出されるのに対して、去年の日本酒の総生産量のうち、海外に輸出されたのは、僅か1・7%のみ。そんな現状を打破しようと、海外の人に日本酒の魅力を伝える伝道師となったアメリカ人、ジョン・ゴントナーさんが、今週のアクティビスト。
伝道師の道は、自分で選ばれたのではなく、日本酒に選ばれたのだそうです。
ジョン・ゴントナーさんは1962年アメリカ・オハイオ州のお生まれ。
1988年、当時の文部省が行ったJETプログラムの英語教員として来日。
以後、電子エンジニアを経て1998年、日本酒を海外へ普及する活動に
専念することを決意され、日本酒ジャーナリストになられました。
また、2003年より国内や、アメリカ各都市での「酒プロフェッショナルコース」の開催や、在日外国人向け日本酒セミナーも定期的に開催。
更に「日本酒輸出協会」(SEA)に参加し、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各地における日本酒の世界進出にも力を注ぎ、ハーバード大学、コロンビア大学、北米各地の日米協会などで、講演会を開くなど、まさにアメリカ生まれの日本酒の伝道師でいらっしゃいます。