『くにまるジャパン探訪』では、邦丸さんと伊藤佳子アナウンサーが
東京都港区芝にあります『東京港醸造』を訪れた模様をお送りしました。
文化放送のある浜松町から田町、品川にかけての東海道線沿線は、
今では内陸部となり、海の姿などはほとんど見ることができませんが、
鉄道開通当時の線路は、ほぼ海岸沿いを走っていました。 また、
並行する旧東海道の街道筋からも、美しい東京湾を眺めることが
できたそうです。
そして、今回ジャパン探訪一行が訪れたのは、かつて東海道沿いに
豪壮な大店を構えていた造り酒屋『若松屋』さん。様々な事情から
商売替えをしていましたが、去年およそ100年ぶりに酒造りを復活。
その際、「くにまる情報局」のコーナーに電話出演して頂いた縁で、
今回の訪問と相成りました。
事前に「試飲ができる」という情報を聞きつけ、いつもより若干テンションが
高い邦丸さん。店構えや店内に置いてある各地のオシャレな酒器などには
ほとんど目もくれず、早速"修行という名の大試飲会"がスタート!
もともとは文化九年(1812年)に遡るという若松屋さんの歴史と、
今回の「酒造りチャレンジ」のいきさつなどを伺いながら、「江」と
「江戸開城」の2種類を試飲させて頂きました。
ちなみに、かの有名な「西郷・勝会談」は、この店の奥で行われた
という言い伝えがあるそうです。また、西郷南州の書が所蔵されて
いる点からも、このお店の歴史を感じることができます。
なお、大量に試飲させていただいたお酒は、決して簡単にできたモノではなく、
取り組みを始めてから6年の歳月をかけて、ようやく完成したモノだそうです。
そんな苦難の連続の中でも諦めることなく、酒造りを復活させた心意気に、
一同、感心しきりでした。
また、今後の目標としては、「東京産のお米と東京水を使ったお酒を作りたい」と、
意気込みを語っていらっしゃいました。
☆『東京港醸造 若松屋』:03-3451-2626
次回は、『秋の昼神温泉』を訪れる予定です。