『おもしろ人間国宝』では、廃村研究の第一人者である
浅原昭生さんに出演して頂きました。
31年に渡る廃村研究の中で、これまでに334ヶ所もの廃村を
巡られてきたという浅原さんは、9月10日に廃村や過疎の村の
様子をまとめた本「廃村と過疎の風景 第6集」を出版されました。
浅原さんが「廃村」に興味を持つようになったのは、当時大学生
だった31年前、旅行で新潟県巻町の角海浜を訪れた時のこと。
そこには作業小屋とお墓しかなかったが、おそらく過去には人が
住んでいて、どんな形かはわからないものの「そこに村があったの
だろう」とおぼろげに想像でき、その時に寂しさよりも面白さを感じた
のがキッカケだったそうです。
そんな浅原さんにとって「廃村巡りの醍醐味」は2つあるそうで、
その1つは「昔の雰囲気が残っているものを見つける楽しさ」で、
古い神社や崩れそうになりながらも今も残っている学校などを
見つけると嬉しくなるのだとか。そして、もう一つの醍醐味は
「人とのふれあい」だそうです。