9月10日(月)「滝田洋二郎さんの少年時代」
富山の田舎の酒屋の子供として育った滝田洋二郎さん。
現在の仕事にも活きているという、家業の手伝いについて懐かしく語っていただきました。
またスポーツにも夢中だったという少年時代に好きだったという読売巨人軍の話や、将来の進路も決まらないまま、上京するまでの話をお聞きしました。
9月11日(火)「映画の世界に入って」
富山から東京に上京してきた滝田洋二郎さん。
専門学校に進学しますが、学校には行かず、バイトに遊び三昧。
しかし、気が付けば周りは進路を決めていたという状況に...。
その後、紹介もあり、映画製作の下請け会社に就職、映画監督としての人生を歩み出すことになります。
滝田洋二郎さんが初監督したピンク映画のエピソードもお聞きしました。
9月12日(水)「過酷な映画撮影の中で!」
ピンク映画で次々に話題作を撮ってきた滝田洋二郎さん。
ひとつの分岐点になったのは「コミック雑誌なんかいらない!」なんだそうです。
実際の事件現場などに赴き、ゲリラ撮影を行うなど、過激な撮影方法がうけて、ニューヨークの映画祭にも出品され、まさかのカンヌ行きに決定します!
その後も、次々と話題作を連発するのですが、中でも「僕らはみんな生きている」の撮影はとても過酷を極めたそうです。
しかし、この過酷さが滝田洋二郎さんの映画魂に火をつけることに!
今日は滝田洋二郎さんのターニングポイントについてお聞きしました。
9月13日(木)「アカデミー賞作品『おくりびと』」
数々の映画賞を総なめにした映画『おくりびと』。
この作品の映画監督を務める「きっかけ」から、映画の完成後、数々の映画賞を受賞するまでのエピソードを滝田洋二郎監督にお話いただきました。
人間の『五感』に対するこだわりや、『死』に向き合う感情の価値観が変わったという話は必聴です!
9月14日(金)「最新作『天地明察』」
アカデミー賞を受賞して、「面白い話がたくさん落ちてこないかなぁ...?」なんて、受賞後のプレッシャーをものともしていなかった、滝田洋二郎監督。
今日は、そんな滝田洋二郎監督の最新作「天地明察」についてお話をお聞きします。
キャストについての話や、撮影終えての感想など、滝田洋二郎監督にお伺いしました。
今の人間観を作品内に登場する人物やシーンに盛り込んだ......などなど、映画「天地明察」をより楽しめるお話をしていただいています。
<滝田洋二郎>
1955年、富山県出身。
日本アカデミー賞最優秀作品賞(「壬生義士伝」で・2004、「おくりびと」で・2009)、同監督賞(「おくりびと」で、2009) モントリオール世界映画祭グランプリ(「おくりびと」で、2008) 第81回アカデミー賞外国語映画賞(「おくりびと」で、2009) 富山県民栄誉賞(2009) 第59回芸術選奨文部科学大臣賞(「おくりびと」で、2009) 文化庁長官表彰(国際芸術部門)(2009)。