『音楽マスターピース』では、特別企画ということでアイルランドから
アイリッシュ・トラッド音楽の文字通り大御所、「ザ・チーフタンズ」の
リーダー、パディー・モローニさんに出演していただきました。
パディー・モローニさんは、アイルランドの伝説的トラッド・バンドとして知られる
「ザ・チーフタンズ」のリーダーで、イーリアンパイプとホイッスルのプレイヤーです。
「ザ・チーフタンズ」は、1962年に結成されて以来、約50年にわたって世界を
舞台に活躍され、アイルランドの伝統音楽に近代的なアレンジを施し、コンサート・
ホールで楽しめるように発展させた先駆者で変革者でもあります。 ロックやポップス、
クラシック、世界の民族音楽、映画音楽など、あらゆるジャンルの音楽との融合を
通して、アイルランド伝統音楽の魅力を世界中に伝え続けています。また、一年の
大半をワールド・ツアーに費やし、その合間にレコーディングという精力的な活動を
続けており、現在までに40枚以上のアルバムを発表。特に1980年代の後半から
現在に至るまでの活躍は目覚ましく、次々と傑作アルバムをリリース。これまでに
グラミー賞7回、そしてアカデミー賞も受賞されています。
また、パディー・モローニさんは意欲的に様々なミュージシャンとセッションを重ねて
来られており、これまでの共演者はローリング・ストーンズやポール・マッカートニー、
スティング、ジョニ・ミッチェル、ライ・クーダー、エルヴィス・コステロ、ヴァン・モリソン、
パヴァロッティ、ロンドン交響楽団など、数え切れないほどに上ります。
今回は「ザ・チーフタンズ」の楽曲の中から、巨匠スタンリー・キューブリック監督の
代表作『バリー・リンドン』(アカデミー賞の撮影賞、歌曲賞、美術賞、衣裳デザイン
賞を受賞)のテーマ曲である「アイルランドの女(「バリー・リンドン」~ラヴ・テーマ)」
のほか、50周年記念に作られたばかりの新作アルバム『ヴォイス・オブ・エイジズ』に
収録された、アイルランド人NASA宇宙飛行士 キャンディ・コールマンが参加した曲
「ザ・チーフタンズ・イン・オービット with NASA宇宙飛行士 キャンディ・コールマン」、
4つの曲のメドレーからなる組曲のライヴ音源で、チーフタンズの音楽の魅力が凝縮
されている「レーイシュの王様~パディのジグ~オキーフ・リール~おしゃべりな鵲」
などをご紹介いただきました。
☆「ザ・チーフタンズ来日公演2012 結成50周年記念ツアー」情報
11月22日(木):Bunkamuraオーチャードホール 午後7時開演。
11月30日(金):すみだトリフォニーホール 午後7時開演。
※こちらは新日本フィルハーモニー交響楽団との共演となります。
12月1日(土):オリンパスホール八王子 午後5時開演です。
※こちらはゲストに矢野顕子さんをお迎えします。
問い合わせ:プランクトン[03-3498-2881]
詳しくは、コチラをご覧ください。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.アイルランドの女 / ザ・チーフタンズ
2.ザ・チーフタンズ・イン・オービット / ザ・チーフタンズ
3.レーイシュの王様~パディのジグ~オキーフ・リール~おしゃべりな鵲 / ザ・チーフタンズ
以上の3曲でした。