終わりよければ・・・(放送終了)

『納涼 島音楽特集』

『音楽マスターピース』では、音楽ライターでDJ、そして編集者でもある

大石始さんに出演していただきました。

 

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大石始さんは1975年、東京のお生まれ。音楽雑誌の編集者を経て、

2007年から約1年に渡って世界一周旅行をされ、2008年の3月に

帰国された後、フリーランスのライター、そしてエディターとして活動を

スタート。そして、2010年には初めてのご著書「関東ラガマフィン」を、

2011年には監修・一部執筆を手掛けた「GLOCAL BEATS」を上梓

されました。 世界各国の新しい音楽シーンと伝統音楽、日本の民謡や

郷土芸能全般に興味を持たれ、旅先で味わう酒と音楽をこよなく愛する

37歳。ちなみに、これまでに訪れた国はおよそ30か国に上るそうです。

 

今回は、そんな大石始さんに『暑中お見舞い申し上げます!納涼

島音楽特集』というテーマでお話しいただきました。

 

最初に紹介して頂いたのはハワイの音楽。大石さんによりますと、

「ハワイの伝統的なギター奏法に『スラックキー・ギター』がある。

スラック(SLACK)とは"(弦を)緩める"という意味。ハワイの海の

ようにゆったりと奏でられるスラックキー・ギターのメロディーは、

リラックス効果も抜群。その音が鳴り響くだけで爽やかな風が吹く

かのよう。10年ほど前にオアフ島とカウアイ島を訪れたことがあり、

島に流れる空気がスラックキーのメロディーとあまりにマッチしていて

驚いた」とのことです。そんなハワイの音楽の中からハワイアンの

伝説的ミュージシャン、『ギャビー・パヒヌイ』というアーティストの曲を

紹介してくださいました。

 

続いて紹介していただいたのは、『モアイ像の島』としても知られる

『イースター島』の音楽。「イースター島は、人口わずか4000人で、

ポリネシアの東端のこの島にも、ハワイなどと共通するポリネシア

文化が息づいている」のだとか。そんな『イースター島』の音楽の中

から、現在の島を代表するバンドで、島内のライヴハウスで定期的に

ライヴを行っており、伝統衣裳に身を包み、ダンサーも擁するそのライヴ・

パフォーマンスは、イースター島の伝統文化のショウケースのような内容

という、『マタトア』というアーティストの曲を紹介してくださいました。

 

最後は、『トリニダード・トバゴ』の音楽。「カリブ海最南端の小国である

トリニダード・トバゴには、もともとドラム缶を改造して作られたスティール

パンという楽器があり、ポロポロと切ない音色にはカリブ海のムードが

たっぷり。現地では、子供からお年寄りまでが愛する国民的楽器である。

また、現地には「パンヤード」と呼ばれるスティールパンの練習場があり、

ここは街の集会所といった雰囲気があり、ビールをチビチビ呑みながら

パンヤードでパンの練習に耳を傾ける、これがトリニダード最高の贅沢」

なのだとか。そんな『トリニダード・トバゴ』の音楽の中から、トリニダードを

代表するパン奏者アール・ブルックスの名演奏を紹介してくださいました。


 

 

今日、ご紹介いただいた音楽は・・・

1.ヒイラヴェ / ギャビー・パヒヌイ

2.エ・ルル・エラ / マタトア

3.ア・ホワイター・シェイド・オブ・ペイル / アール・ブルックス

以上の3曲でした。