ブック・コンシェルジュ、ジュンク堂池袋本店の田口久美子さんにお越しいただきました。
まずは先月発表になった第147回芥川賞・直木賞の話題から。
芥川賞は鹿島田真希さんの「冥土めぐり」
主人公(作者にイメージの近い女性)が、病気を抱える夫と
小旅行に出る中で、自分の過去と向き合う物語。
直木賞は辻村深月さんの「鍵の無い夢を見る」でした。
泥棒、放火、誘拐など「犯罪」をモチーフにしてまとめた短編集。
普通の女性に魔が差す瞬間を綴っています。
実は、受賞されたおふたりの作家さんとも、ジュンク堂池袋店へよくお越しになるそうです。
(作家が新刊を出す際、書店周りをすることが最近多い)
そして、本のプロ、田口さんプッシュのおすすめ本です。
「本を味方につける本/永江朗」(河出書房新社)
本読みのプロが、本と上手く付き合い手なずけるコツを大公開した本。
「残穢(ざんえ)/小野不由美」新潮社
「鬼談百景/小野不由美」メディアファクトリー
夏にぴったりの、とても怖い作品(ミステリー)です。
そして、田口さんがいま現在読んでいるという
「カラマーゾフの妹/高野史緒」(講談社)
有名な「カラマーゾフの兄弟」の続編!?江戸川乱歩賞受賞作。
是非、書店で手にとってみてくださいね。