終わりよければ・・・(放送終了)

トタン建築マニアが登場!

『おもしろ人間国宝』では、トタン建築マニアのイシワタフミアキさんに

出演して頂きました。

 

P1350147.JPG 

 

普段は雑誌のカメラマンをされているというイシワタさんは、

5年程前に取材先で知り合いのライターが、「トタンいいよね」

と言ってきたことをキッカケにトタンに興味を抱かれたそうです。

最初は「この人(ライター)何を言ってるのだろう」と思いながら

写真を撮っていたそうですが、それを何回か繰り返しているうち、

だんだんとトタンのことが気になっていったのだとか。

 

そんなイシワタさんによりますと、「トタンというのは薄い鉄板に

亜鉛でメッキしたもので、軽くて腐食しにくいことから、明治から

大正にかけて主に屋根に使われた。そして、戦後になると安くて

加工しやすいことから、住宅の材料として大量に使われたが、

現在はコンクリートや新しい素材が出てきて、ほとんど見られなく

なった」ということです。

 

また、イシワタさんはトタン建築を独自にジャンル分けされており、

主なトタン建築としては、波トタンの凸凹に沿って錆が棒グラフ化

した模様が、ステレオのグラフィック・イコライザーのようだという

「グライコ」、無造作に継ぎはぎしている形式の「パッチワーク」、

錆や腐食が心霊写真のように見える「怨念型」などがあるそうです。