先月、中東研究者のあれずさんは、カスピ海と黒海にはさまれたコーカサス地方にあるアゼルバイジャンと、中東色を色濃く残し、いま国際社会で存在感を示しているトルコに行かれていました。
そこで今日は、あれずさんに旅のリポートをお願いしました。
アゼルバイジャンはイラン北西部に位置する国。カスピ海の西岸と南岸の国は、アゼルバイジャンとイラン。そのアゼルバイジャンの西隣の国がアルメニア。ソ連崩壊後、戦争となったアゼルバイジャンとアルメニアとの緊張関係は、いまも続いているそうです。
そんなアゼルバイジャンを訪れ、あれずさんは、国境の意味を深く考えることになったそうです。
複雑に国境線があり同じ言葉をしゃべるのに国境を渡るとまるで考え方が違うそうなんです。
たとえば、ロシアに対する市民の感情です。国境を隔てて、ロシアをよく思ってない国もあれば、
ロシアを頼っている国もあり、複雑な関係が存在しているそうです。