東日本大震災で水没したPCのデータ復旧作業に当たった、
データ復旧会社「データサルベージコーポレーション」の
代表取締役社長・阿部勇人さんと、専務取締役・沼田理さんにお越しいただきました。
仙台出身の阿部さん、震災翌日の3/12夜中に東京を発ち、15時間かけて仙台に到着し
以降3ヶ月のあいだ、津波で水没した1000台以上のPCのデータの復旧に当たってきました。
技術者の自分にできるのは、被災地の中心に飛び込んで、自分のできることをするしかないと、
車に設備を積み込んで出かけたそうです。
そんな阿部さんの姿に、沼田さんは「社長はもう東京に戻ってこないのでは」と思い
「被災地での無償データ復旧サービス開始」のプレスリリースを発表しました。
そこから問い合わせが殺到。台数は1ヶ月でほぼ1年分の台数になりました。
いままでに取り扱った、水没したPCは、お茶をこぼしたとか水の中に落とした、等々でしたが
今回の津波のbが会い、海水や汚泥だけでなく、工場の廃液などの薬剤、油等に浸かってしまっていた。
洗浄方法も、今までと違う、酸系の薬剤を使って、超音波洗浄機で洗ってしまうという、
専門家が聞いたらびっくりするような方法で作業しました。
津波で奥さんとお子さんをなくし、唯一の想い出がPCに入っている写真だ、といことで
持ってこられた方もいました。
自分たちの仕事は、法人相手が多いのですが、今回のことで個人の方のデータの重みを
痛感しました。
大切なデータはお金で換算できません。あきらめず、復旧する方法を一緒に模索しましょう。
データサルベージコーポレーション 公式サイト
http://www.data-salvage.jp/