『くにまるジャパン探訪』では前回に引き続き、邦丸さんと伊藤佳子アナが
『国立天文台』を訪れた模様をお送りしました。
前回の放送では、「国立天文台・天文情報センター・アーカイブ室・
広報普及員」の中桐正夫先生に案内して頂き、「第一赤道儀室」・
「アインシュタイン塔(その地下にある中桐博物館も)」などを見学
させていただいたところで時間いっぱいに。というわけで、今週は
その続きから探訪スタート!
まず訪れたのは、かつて大赤道儀室だったという「天文台歴史館」。
この中には、日本一の屈折望遠鏡が残されており、中桐先生は
これを生き返らせて子どもたちに見せたいという想いがあるそうです。
ただ、今の状態のままでドームの扉を開けてしまうと、閉まらなくなる
恐れがあるのだとか。
また、ここでは中桐先生のハワイで過ごしていた頃のお話が。
光学赤外線望遠鏡「すばる」の設置のため、8年間もハワイで生活
されていた中桐先生によりますと、望遠鏡の開発には色々な苦労が
あった他、世界一を巡る国同士の争いなども熾烈だったそうです。
続いて一行が訪れたのは、「中桐博物館パート1」とも呼ばれている
という「子午儀資料館」。こちらは大正14年に建てられた建物で、
据え付けられた「レプソルド子午儀」は当時、月を始め惑星や主要な
小惑星の赤経を決めるために使われていたそうです。ちなみに、
こちらの看板は中桐先生のお手製なのだとか(620円の材料で
製作されたそうです)
そして、ジャパン探訪一行が最後に訪れたのは、「中桐博物館パート2」
とも呼ばれているという「天文機器資料館」。ここには、中桐先生が収集
された貴重な品などが展示されています。
このように、「国立天文台」には見どころが盛りだくさんですので、
ぜひ皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか?
というわけで、「国立天文台」をたっぷりと堪能したジャパン探訪一行は、
空腹に耐え切れなくなったため、調布の焼き鳥屋さんに寄り道した後、
帰路へと就きました。
次回は、さらに"星に近い場所"を訪れる予定です。