『おもしろ人間国宝』では、「東京の階段」研究家の松本泰生さんに
出演して頂きました。
普段は大学の講師として「都市計画」をテーマにした授業をされているという
松本さんは、15年以上に渡って「東京都心の階段を巡る活動」をされており、
その活動をまとめた著書『東京の階段』も発売されています。
ちなみに、松本さんが「東京の階段」に興味を持たれたのは、平坦ばかりで
階段が少なかったという出身地・静岡市から上京した際、街を歩くとどこにでも
階段があり、階段で街がつながっているのを面白いと感じたのがきっかけ
だったそうです。
そんな松本さんが見てきた「東京の階段」の中から、オススメの階段として
以下の3ヶ所を挙げて頂きました。
【松本泰生さんオススメの階段】
●「愛宕坂」
数多い東京の階段の中でも1・2を争う名階段で、その姿には威圧感が
あるのだとか。
●「高輪4丁目 高輪台から下る長い階段」
両端や階段下に大きな建物がないため、階段を下っていくと品川駅の
港南口から高層ビル群を見ることが出来るそうで、階段から高層ビルが
見えるという点が東京の階段ならではで良いのだとか。
●「谷中・玉林寺脇の井戸付き階段」
階段の横に屋根付きの井戸と井戸の後ろには木が生い茂っており、
懐かしさを感じることができるのだとか。ちなみに、屋根付きの井戸が
ある階段は、都心ではここだけだそうです。