『音楽マスターピース』では、ジャズ評論家の青木和富さんに
出演していただきました。
毎回、主にジャズの名盤をご紹介頂いている青木和富さんに今回は
『ジャズとドラムの関係』というテーマで、「アフリカのトーキングドラム」
・「イスラムの軍楽隊とジャズ」「ドラム・システムの簡単な歴史」など
についてお話し頂きました。
青木さんによりますと、「アメリカのポピュラー音楽においてドラムは
大きな役割を果たした。また、軍楽隊からマーチングバンドが登場し、
南北戦争の後に黒人たちが受け継いでジャズが生まれたという説も
ある」ということでした。
青木さんには、そんな「ジャズとドラム」というテーマに沿った選曲を
して頂き、50年代初頭にニューヨークで本格的なキャリアをスタート
させたジョー・モレロがドラムを演奏しており、ウェストコースト・ジャズの
代表格として知られる『デイブ・ブルーベック・カルテット』の楽曲の他、
シカゴ生まれのジャズ・ドラマー『ジャック・ディジョネット』、青木さんの
先輩評論家の中には「歴史上最高のドラマー」という評価をする方も
いるという『シドニー・カトレット』の楽曲をご紹介頂きました。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.エブリバディ・ジャンピン / デイブ・ブルーベック・カルテット
2.ヌトロ / ジャック・ディジョネット
3.浮気はやめた / シドニー・カトレット
以上の3曲でした。