『スポーツ情熱列島』では、スポーツライターの石田雄太さんに
出演して頂きました。
今回は、『プロ野球・メジャーリーグの最新情報』について
お話しいただきました。
まずは、海の向こうで活躍している日本人メジャーリーガーの状況を
伺ったところ、石田雄太さんはマリナーズのイチロー選手について、
「3番と1番では役割もリズムも違う。したがって、求められる役割も
場面によって変わってくるが、バッティングそのものは役割によって
簡単に変えられるものではない。とにかく原点に戻って強い打球を
打つということを心がけてほしい」ということでした。
また、メジャーへの復帰を目指してマイナーでの登板が続いている
レッドソックスの松坂大輔投手に関しては、「実戦が続いてヒジの
状態が良くなったり、悪くなったりする時期がきているので、とにかく
あせらないで頑張ってほしい」とエールを送られていました。
そして、現在のところアメリカンリーグトップの勝ち星である5勝を
挙げている、レンジャースのダルビッシュ有投手ですが、石田さん
から見ると「想像以上に苦しんでいるように見える」ということでした。
続いて、日本の『プロ野球』について伺ったところ、前評判が高かった
にも関わらず苦戦が続いている巨人については、「何の不思議もない。
ただ戦力を集めれば勝てるというものではない」と、おっしゃっていました。
また、ここ最近、再び議論になりつつある、いわゆる"飛ばないボール"
『統一球』に関しては、「バッター優位だからボールを飛ばなくしたとか、
ピッチャー優位だからもっと飛ぶように、という議論は完全にズレている。
そもそも、国際舞台で戸惑わないように、メジャー球に近づけようとした
わけだから、本来であればメジャー球に近づいたかどうかということが
検証されなければならない。もしも、議論が必要なのだとしたら、本当に
メジャー球に近づける必要があるのかどうか、という点である」と、見解を
示されていました。