ブックコンシェルジュ・ジュンク堂池袋本店の田口久美子さんにお越しいただきました。
まず、第16回手塚治虫文化賞のニュースから。
特別賞に、仙台の塩川書店五橋店が、東日本大震災直後に回し読み用に提供した「あの少年ジャンプ」に決定しました。
避難所で、ボロボロになるまで回し読みされた週刊少年ジャンプ。
いま、この号は集英社のジャンプ編集部に寄贈されて、大切に飾られているそうです。
そして、今回の本題は「本屋大賞2012」。
大賞は三浦しをんさんの「舟を編む」でした。出版社に勤める主人公が、新しい辞書の編集セクションに異動になり
だんだん辞書の世界に没頭してゆく、というお話。
全国の書店員さん絶賛!今回の総得票数のおよそ6割を集めたそうです。
以降、
2位、「ジェノサイド/高野和明」3位、「ピエタ/大島真寿美」・・・と続きます。
田口さん推しの「人質の朗読会/小川洋子」は5位、
くにまるさん推しの「ビブリア古書堂の事件手帖/三上延」は8位、
安西さんが読んだ「プリズム/百田尚樹」は10位という結果でした。
そして新部門、翻訳小説部門の1位はドイツの刑事事件弁護士さんが書いた
「犯罪/フェルディナンド・フォン・シーラッハ」。
この本屋大賞の影響かどうなのか、
辞書関係の本が売れているそうですよ。