『音楽マスターピース』では、沖縄民謡界の実力派ユニット「じんじん」の
新垣恵さんと宜保和也さんに出演していただきました。
「じんじん」は沖縄の方言でホタルという意味。新垣恵さん、宜保和也さんの
お二人は、沖縄県立芸術大学で沖縄の伝統芸能である古典音楽を学び、
舞台活動をしながら、沖縄の音楽を 身近に感じてもらえるよう、2005年より
民謡ライブの活動も始められ、2008年よりユニット名「じんじん」として活動中。
ライブでは「三線」に「太鼓、ギター」を組み合わせ、 曲目の雰囲気によっては
「三線」に「笛や三板」を組み合わせるなど、楽器を替えて演奏されます。
また、子供向けの沖縄楽器のワークショップや、ジャワガムランとの三線コラボ
レーションも行い、三線の楽しさを伝える活動をされています。
今回は、そんな「じんじん」のお二人に『沖縄コンビ唄』についてお話し頂きました。
「じんじん」のお二人によりますと、「沖縄民謡には踊り唄、遊び唄、恋唄など
様々な"唄"があり、それぞれの歌詞の内容から、男性または女性がソロで
唄うものもあれば、男女が掛け合いで唄うものもある。「コンビ唄」というのは、
1960年代前半の「沖縄民謡黄金期」に生まれた用語で、「デュエット曲」に
当たる言葉がなかった為、この呼び方が定着した。沖縄の民謡酒場では、
その店の女性とお客の男性が一緒にコンビ唄を歌う風景が日常的で、
沖縄民謡の中でも、特に人気のジャンルである。沖縄には昭和の初期まで
「毛遊び」と言う歌遊びの風習があり、仕事を終えた男女が毛=野原や浜辺で、
三線片手に唄い合った。昭和初期に男女が夜行う遊びであることから禁止
されたりした。コンビ唄には、古き良き沖縄の風景が引き継がれている」
ということでした。
そんな「沖縄コンビ唄」ばかりを集めたアルバム『沖縄コンビ唄 決定盤』が
6月20日にリスペクト・レコードから発売されることになりました。
このアルバムには、沖縄で愛唱されているコンビ唄ばかりが集められており、
知名度NO.1の「十九の春」、人気上位曲の「帽子くまー」、「うわき節」、
そして宮古のコンビ唄まで収録されています。
今回は、そんな『沖縄コンビ唄 決定盤』の中から楽曲を紹介して頂いたほか、
スタジオでの生演奏まで披露してくださいました。
☆宜保和也さんライブ情報
「じんじん」のメンバーである宜保和也さんのライブが東京で開催されます。
詳しくは、コチラをご覧ください。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.シミルスルヌガ / じんじん
2.うわき節 / じんじん(生演奏)
3.情の唄 / じんじん
以上の3曲でした。