荒川区の「三味線専門店かとう」の加藤金治さんにお越しいただきました。
東日本大震災の瓦礫は、家族や親しい人たちと生活をともにした、想い出の詰まったもの。
瓦礫を「思いの詰まった材料=思材」と考えた、被災地宮城の音楽プロデューサー・千葉秀さんから
加藤さんは、瓦礫から三味線を作ってほしいと頼まれました。
三味線は本来堅い木で作ります。瓦礫から選んできたブビンガやケヤキ、とくにケヤキは
かなり柔らかい木ということで、皮も通常より薄めの皮を張りました。とても柔らかい音になったそうです。
宮城の千葉さんにもお電話で出演いただきました。千葉さんは、瓦礫再生を目的とした
「ZERO ONEプロジェクト」を立ち上げ、三味線以外の楽器の製作にもあたっています。
実際にその三味線で、宮城の港唄「岩室甚句~閖上大漁祝い唄」をメドレーで演奏していただきました
(演奏は、「三味線かとう」の三味線プレイヤー・山口真明さん)
ZERO ONEプロジェクト 公式サイト
三味線かとう 公式サイト