終わりよければ・・・(放送終了)

4月16日~4月20日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、女優の安田成美さん

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4月16日(月)  「引っ込み思案だった子供時代」
お嬢様のイメージが強い安田成美さんですが、御本人は下町のガラッ八の様な性格だと思っているのだそうです。小学校時代は生徒会長をするぐらい積極的だったのですが、中学校に入ると性格が一変。いつも家で寝ているような内気な子になっていました。その頃の安田成美さんの夢は手に職をつけること。なりたい職業は美容師、そして編み物が好きでした。ある日、セーターを編んだ安田さんはそれを上級生にプレゼントします。でも、プレゼントをしたところで満足してしまったので、それ以上は発展しなかったのだそうです。

4月17日(火) 「芸能界入りのきっかけ」
女子美大の付属高校に進学した安田成美さんは、モデル等の仕事を始めていました。でも、芸能界という意識は無く、割の良いバイトと御本人は思っていたのだそうです。そんな安田さんは映画「風の谷のナウシカ」で主題歌を歌います。当時撮っていた映画がお蔵入りしそうになったので名前を出すためにオーディションを受けて、見事に選ばれたのだそうです。2時間ドラマに出ることになった時、安田さんは校長室に呼ばれました。学業を取るのか仕事を取るのかを校長に訊かれ、仕事だと即答して学校を辞めてしまいます。成美さんが即答したその訳は、女子高生とはとても思えないプロの気持ちからでした。

4月18日(水) 「数々のヒットドラマに出演」
 女優としていろいろ活躍された安田成美さんですが、この仕事をしていて良かったと思うようになったのは40歳を過ぎてからで、それまではチェック用の画面を見るのも苦手なぐらい演技に自信が無かったのだそうです。
 そんな安田さんが連続テレビ小説「春よ、来い」を途中で降板してしまいます。事前に受けていた説明からだんだん内容がずれていったところで、ストンと、高校を中退したときと同じように降板を決意しました。
 
4月19日(木) 「結婚 出産を経験されて」
夫、とんねるずの木梨憲武さんと安田成美さんとの出会いは映画「そろばんずく」で共演したことでした。そっと電話番号を差し出されたのですが、成美さんはその意味がしばらくわからなかったのだそうです。 結婚して19年、3人のお子さんに恵まれ、御長男とは一緒にデートをしているぐらい、幸せな御家庭を築かれています。家庭では子供のことを考えて行動し、女優としては自分が試されている事を意識して演技する。これがわかってから女優をやっていて良かったと安田さんは思うようになりました。

4月20日(金) 「これからの安田成美さん」
最近安田成美さんはお母さん役ばかりでちょっと退屈。家でもお母さん、仕事でもお母さんなので、これからは悪役や愛人などいろいろな役を演じてみたいのだそうです。でも、設定をもらえればいろいろな人生を楽しめる、女優という仕事がとても好きだと安田さんは言います。 そんな安田さんは来週末公開の映画「HOME 愛しの座敷わらし」に出演します。共演の水谷豊さんをはじめとして、撮影現場も、出来た映画も暖かい、自信作だそうです。

<安田成美>
1966年、東京出身。
主な作品
●映画
「歓喜の歌」 「大河の一滴」 「ラストソング」 「バカヤロー」
●テレビ
「シューシャインボーイ」 「松本喜三郎一家」 「さいごの約束」 「この愛に生きて」 「素顔のままで」 「同級生」