家族のもとで暮らせなくなった子どもを自分の家庭に迎え入れて養育する里親制度。
今日は、養育里親として、26年間で15人の子どもたちを育て、
今はファミリーホームという形態で6人の里子を育てている、
坂本洋子さんにお越しいただきました。
最初に迎え入れた里子の、かわいい感受性の豊かな男の子のことは
忘れられないという坂本さん、今まで、障害のある子を預かることも多かったそうです。
障害のない子どもはいつか家庭を持つ可能性もあるが、障害のある子は
一生、家庭というものを味わうことがないかもしれない、だったら、
家庭生活をこの子たちにこそ味わってほしいと、あえてハンディのあるお子さんを
望んで養育しています。
里子のお子さんにとって、自分だけの大人、自分をいつも応援してくれる大人が
いることは、とても必要なことだと語ります。子どもたちに「ママ」と呼んでもらえるとき、
里親家庭に来なければこの子たちは「ママ」という言葉を誰かにかけることは
なかったかもしれない、と思うと喜びの気持ちになります。
坂本さんが活動する「里親ひろば ほいっぷ八王子」のサイト