終わりよければ・・・(放送終了)

『九段下・昭和館』

『くにまるジャパン探訪』では、邦丸さんと堀田ゆい夏ちゃんが

『九段下・昭和館』を訪れた模様をお送りしました。

 

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江戸の昔、市中でも指折りの急な坂として知られていた『九段坂』。

四谷方面からの傾斜地に、九つの層に分けて石垣が築かれ、

その一段ごとに江戸城のお花畑で働く役人が住む長屋が置かれて

いました。長屋が九つの段ごとにあるということで「九段」、これが

地名の興りだと言われています。現在では、坂の下から見上げると、

右側に「靖国神社」の大鳥居、左側に日本武道館の屋根が眺められ、

都心では珍しい広々とした空が望めるスポットとして人気です。

 

そんな「九段下」に到着したジャパン探訪一行は、「九段会館」・

「靖国神社」・「日本武道館」など、九段下界隈を軽く散策した後、

今回の目的地である「昭和館」へ!

 

九段下交差点にそびえ立つ「昭和館」は、戦中・戦後の苦難を

現代に伝えるため、歴史的資料を収集・保存し、展示している

国立の施設となっています。常設展示室のほか、映像・音響室や

図書室なども備えられ、戦中・戦後の人々の暮らしについて、

様々な角度から学ぶことができるよう工夫されています。

 

そんな中、ジャパン探訪一行は今回、始まったばかりの特別展

「昭和の紙芝居~戦中・戦後の娯楽と教育~」を見させて頂くため、

「昭和館」を訪れました。

 

「昭和館」の渡辺さんにご案内いただき、順路に沿って紙芝居の

歴史を辿っていくと、子どもの頃によく見ていたという邦丸さんに

とっては"懐かしく"、また昭和55年生まれで紙芝居を知らない

ゆい夏ちゃんにとっては"とても新鮮"な品々が登場。

 

中でも、長く厳しい戦争の時代が終わり、黄金時代へと突入した

「戦後の紙芝居」には興味深い作品が多く、一行はとても興味深く

見入っていました。ちなみに、この当時の紙芝居は、話の展開に

困るとすぐに火事が起きているそうです。また、色々な作品を見た

邦丸さんは、「コレは昼メロの原型ですねぇ」と感想を語っていました。

 

 

☆昭和館の特別展「昭和の紙芝居~戦中・戦後の娯楽と教育~」

  ◆5月13日まで開催中

   (途中、4月16日に展示資料の一部入れ替えがあります)

  ◆特別展の入場は無料(常設展は有料)