今日のゲストの方はイラン人研究者あれず・ふぁくれじゃはに さんです。
いま、核開発を進めるイランに対して、イスラエルが軍事攻撃に踏み切る可能性が取り沙汰されています。また、EUはイランへの圧力を強めるため、イラン産の原油の輸入禁止を正式に決定。それに対しイラン政府の強硬派は原油供給の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖を示唆。イランをめぐる国際情勢は、緊迫の一途をたどっています。そんな中、イラン国民は、核開発問題をどう受け止めているのでしょうか?
イランの核開発は、1979年革命以前のパーレビ王政の時代に端を発して、
長年にわたり研究開発を行ってきたそうです。パーレビ時代は、仲のよかったイギリスやアメリカが原子力の開発に協力し、いまではロシアが協力している。
市民の声としては、原子力開発は昔から行っているので、その是非は別にして
開発したとしても、事故や運用が心配だといいます。
現在、イランの国民は、核開発問題より、日々の食料などが不安。圧制もあり、
政治体制に大きな不安があるようです。
一方、ホルムズ海峡の封鎖は、あれずさん曰く、「イランはホルモズ海峡を封鎖しない。イランから一番原油を買っているのは、中国。中国の原油のほとんどは、ペルシア湾から買われるもの。 中国が、イランの動きを止める!」ということでした。