本日のゲストは、歌舞伎町案内人にして、中国人作家・ジャーナリストの李小牧(リー・シャム)さんです。
世界最大、4億8500万のインターネット人口を持つ中国では、政治的な発言を含むサイトへのアクセスを遮断するなどネット上の検閲が行われています。
しかし、中国版ツイッター「新浪微博(シナ・ウェイボー)」は、わずか2年半で2億5000万人人のユーザーが登録。規制をかいくぐり、当局への批判など様々な情報が飛び交ってきました。
李小牧さんも、東日本大震災の取材をきっかけに「新浪微博」で日本の情報を発信! 現在、4万人以上がフォロワーとなっています。
今日は、この「新浪微博」が中国社会にどんな影響を与えているのか考えました。
先月、中国・重慶市の王立軍副市長が突然、アメリカ総領事館に駆け込んだ事件が報道されました。この事件でも中国版のツィッター「新浪微博」が大活躍。実は、この事件を暴いたのは「新浪微博」。アメリカ総領事館の周りは多くのパトカーが配備された異常事態の写真を多くのユーザーが次々にアップさせたそうなんです。
李さん曰く、完全な自由はないかもしれないが、「新浪微博」は、中国社会を大きく変えるのではないかということでした。
それは言論の自由のない国で、自由が「新浪微博」にはあるからだそうです。