『音楽マスターピース』では、オーストラリアの先住民「アボリジニー」の
楽器「ディジュリドゥ」奏者で画家としても活動されているGOMAさんに
出演して頂きました。
GOMAさんは1973年生まれ、大阪府ご出身のディジュリドゥのアーティストで
画家でもいらっしゃいます。
1998年には、オーストラリアの先住民であるアボリジニーの聖地・
アーネムランドで開催された 「バルンガディ・ジュリドゥ・コンペティション」で、
アボリジニー以外では世界で初めての受賞となる準優勝を果たされます。
その後、国内外の大型フェスにも多数参加され、ご活躍されますが、2009年、
交通事故に遭われ、記憶の一部が消えてしまったり、新しい事を覚えづらくなる
という高次脳機能障害の症状が残ってしまいます。ディジュリドゥの奏者である
ことすら忘れてしまったGOMAさんでしたが、 リハビリ期間を経て徐々に復活され、
今は未来に向かって新たな表現活動をされています。
また、事故の後まもなく、突然描き始めた緻密な点描画の作品の数々も、
2010年夏に行われた初の個展『記憶展』として結実。
様々なメディアや新聞にも取り上げられ社会的な関心を集めました。
そして、去年6月に静岡で行われた野外フェスティバル「頂」に
シークレットゲストとして出演を果たし、FUJIROCK FESTIVALでは
伝説のライブを行い、奇跡の復活を成し遂げられました。
今回は、そんなGOMAさんに『ディジュリドゥの世界』について
色々とお話し頂きました。
GOMAさんによりますと、記憶の一部を失った後、ディジュリドゥを
演奏された際、ディジュリドゥのことを忘れていたにも関わらず、
なぜか演奏することができたそうです。
そして、事故後に突然始めた「点描画」に関しては、今では描かないと
脳が気持ち悪くなるほどだそうです。
また、GOMAさんにスタジオでの生演奏をお願いしたところ、
アドリブで「くにまるジャパン」という曲を演奏してくださいました。
☆GOMAさんが出演されるライブ情報
●3月18日日曜日には渋谷O-Eastで行われるイベント
『シンクロニシティ』に出演されます。
●5月19日と20日、長野県松本市で開催される『りんご音楽祭』では、
アコースティックライブで出演されます。
●6月17日(日)に日比谷野外音楽堂で行われる『ROVO presents
MDT Festival 2012(ロボ・プレゼンツ・エムディティ・フェスティバル)」
にもご出演されます。
なお、ライブの詳細はコチラをご覧ください。
今日、ご紹介いただいた音楽は・・・
1.ONE GROOVE 2011 / GOMA&The Jungle Rhythm Section
(去年発売されたアルバム「I believe the Future」より)