東日本大震災からわずか8日後から被災地で救援物資の輸送や、医師や看護師を搬送するために
あわただしく飛ぶ数多くのヘリコプターがありました。
全日本自家用ヘリコプター協議会・NPO法人HCJの代表理事・橋本浩二さんにお越しいただきました。
岐阜県美濃加茂市にお住まいの橋本さん、HCJの会長に去年1月に就任しました。
およそ80人のメンバーは、ほとんどが自家用ヘリのオーナーで、ライセンスを持っているそうです。
震災直後に「HCJとして支援活動を」と決意し、航空局から飛行許可をもらって
すぐに現地へ。被災地までのフライト時間は、投稿ヘリポートから現地ベースの菅生サーキットまで
約2時間、菅生から気仙沼まで1時間、東松島まで30分くらい。
メンバーは数日間菅生に滞在し、その間毎日被災地を何往復もフライトします。
空から見た被災地は、戦時中よりもひどいのではないかと思ったそうです。
(戦争では、爆弾が投下されても焼け跡は残るが、津波では、跡形もなく何も残っていなかった)
救援物資を被災者の方に届けていると、現地の人たちは強く、こんな時でも他人を思いやる気持ちが
あることがすごいと感じました。
燃料費が高いのですが、橋本さんたちの活動を知ったエクソンモービルから燃料の提供を
いただき大変助かったそうです。
とにかく、震災でHCJの活動をする際、
1)航空局からの許可 2)支援物資、支援活動の資金集め 3)被災地の情報収集
4)支援活動の参加者集め
などなど、本当に大変なことばかりでした。
上記それぞれに携わってくださった方々すべてに、感謝の意を伝えたいそうです。
HCJ(全日本自家用ヘリコプター協議会)公式サイト