終わりよければ・・・(放送終了)

「中国 メディア規制の裏側」     ゲスト:李小牧さん  

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本日のゲストは歌舞伎町案内人にして、中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー シャム)さんです。

 世界最大4億8500万のインターネット人口を持つ中国では、政治的な発言を含むサイトへのアクセスを遮断するなど、ネット上の検閲が行われています。しかし、2009年8月に開設された中国版ツイッター「新浪微博(シナ・ウェボー)」は、わずか2年間で2億人のユーザーが登録。規制をかいくぐり当局への批判など様々な情報が飛び交ってきました。

李さんも、東日本大震災の取材をきっかけに「新浪微博」で日本の情報を発信!現在約3万8000人がフォロワーとなっています。しかし、ここにきて中国当局は新しいメディアに対する規制を強めているそうなんです。今日は中国での取材を終えたばかりの李さんに中国のメディア規制の事情を伺いました。

李さんは去年12月に北京を訪れたとき、「新浪微博」で体制を批判するコメントを発言し影響力のある出版社の社長を取材中、警察が入ってきたそうなんです。

そして社長と秘書を強制的に連行。その理由は秘書がノーベル平和賞を受賞した人権活動家で中国当局に拘留中の劉暁波氏の発言をコピーして「新浪微博」にアップしただけだったんです。

人権活動家に厳しく、言論の自由を取り締まる中国当局のやり方を李さんは目の当たりにしたそうです。