今日のゲストは、サッカーとジョークが大好物というイギリス人、翻訳家・作家のスティーブン・ウォルシュさん。
お正月は、何が入っているがわからないけど、奥さんの作った雑煮が美味しかったというスティーブンさん、毒舌も絶好調でした。
ヨーロッパの通貨危機が懸念されるなか、イギリスのキャメロン首相は「ユーロ危機は自分たちで解決する道をみつけるべきだ。われわれができるのは、あくまで手伝いだけである」と語り、イギリスとユーロ諸国との対立が鮮明化しています。
それは、統一通貨に反対したサッチャー時代からはじまったわけではなく、もともと、イギリスとヨーロッパ諸国では国民性や文化などに大きな違いがあるようです。
今日は、スティーブンさんにイギリス人のヨーロッパ観について、お話を伺いました。
実は、イギリス人が「ヨーロッパ」というとき、それは「ヨーロッパ大陸」のことであって、イギリスは含まれていないそうなんです。
第二次大戦前、ドーバー海峡に濃い霧が発生し、フェリーも飛行機も止まってしまったことがあるそうですが、そのときイギリスの新聞は「ヨーロッパ大陸は完全に孤立した」というジョークの見出しを掲げたそうですよ。