終わりよければ・・・(放送終了)

1月30日~2月3日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、俳優の前田吟さん

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1月30日 月曜日 「苦労した少年時代」
山口県の防府で生まれた前田さん。生みの親と別れ、養子に出されるなど、苦労した幼少時代ですが、それでも持ち前のバイタリティでたくましく育ちました。たいへん苦労した少年時代ですが、小学生の時に担任の先生に言われた一言が「俳優・前田吟」を生むきっかけになったとか。初日は、前田さんの少年時代のお話です。

1月31日 火曜日 「俳優座時代と、映画『ドレイ工場』」
地元の高校を中退して大阪へ、そして本格的に俳優を目指して東京へと上京した前田さん。
俳優座の研究生となります。そして、映画「ドレイ工場」のオーディションに合格し、やっと「俳優・前田吟」に運が向いてきました。そんな中、ついに山田洋次監督と出会います。

2月1日 水曜日 「山田洋次監督、そして『男はつらいよ』」
主演映画「ドレイ工場」の試写会で、山田洋次監督と運命的な出会いをした前田さん。
山田監督は、前田さんの独特のキャラクターを感じ取り、自分の作品に抜擢。ついにあの国民的映画「男はつらいよ」の寅さんの妹さくらの夫「諏訪 博」という、前田さんの当たり役が回ってきます。前田さんが「男はつらいよ」に出演するまでのお話です。

2月2日 木曜日 「『男はつらいよ』の共演者たち」
「男はつらいよ」といえばやはり山田洋次監督、渥美清さん、倍賞千恵子さん。なかでも渥美清さんの思い出話について、前田さんは熱く語っています。国民的ヒーローになってしまった寅さんを演じる渥美さん、悲哀もあったようです。「男はつらいよ」にまつわる人々のお話です。

2月3日 金曜日 「渡る世間は鬼ばかり」
前田さんの出演する作品はよく長寿シリーズになります。「渡る世間は鬼ばかり」もそのひとつ。日本を代表するバイプレイヤーになった前田さんですが、やはり主役より脇役のほうが難しく、日々勉強だとか。公開中の出演映画「月光ノ仮面」そして秋公開の映画「のぼうの城」についても伺っています。


<前田吟>
1944年、山口県出身。
【代表作品】
・「男はつらいよ」 (映画・山田洋次監督) 寅次郎の妹さくらの夫・諏訪博役(1969)
・「渡る世間は鬼ばかり」 (TBSテレビ) 大吉・節子の長女弥生の夫・野田良役(1990)
映画・テレビなどで数多くの作品に出演。