今日のゲストは、JAZZと赤提灯を愛するアメリカ人!一橋大学大学院の教授で作家、ピアニストなど多彩な顔をお持ちのマイク・モラスキーさんです。
いま、大きな政治課題として注目を集めているTPP環太平洋経済連携協定。そして普天間基地移設など問題が山積する沖縄県のアメリカ軍基地問題。実は、このどちらにも日米関係の問題が根底にあります。戦後66年のいま、なぜ日米関係がギクシャクしているのでしょうか?そんな日米関係の問題点を1976年の初来日から延べ20年の日本滞在となるモラスキーさんと一緒に考えました。
モラスキーさん曰く「最近、日本語の新聞を読んで頭にくるのは、アメリカの高飛車な態度と日本の低姿勢。それは両国政府の言葉のやり取りにも反映されている。たとえば、オバマ大統領が"日本の努力を評価します"というセリフを吐くたびに思うのは、日本の総理大臣がアメリカ政府に対して"アメリカの努力を評価している"という表現を使うことが考えられない!」と大いに怒っていました。さらに、その歪な日米両国の関係は、日本政府と沖縄の関係と同じ構造であるとおっしっていました。
そして最後に「私は日本のナショナリストではけっしてないが、アメリカのそのような傲慢な姿勢に腹が立つし、日本政府のいくじなしの反応にも怒りを覚える」としめくくっていただきました。
マイク・モラスキーさん「居酒屋探訪記」