今日のゲストは歌舞伎町案内人にして、中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー シャム)さんです。
先月の30日に閉幕した第24回東京国際映画祭でひときわ目を引いたのが、中国でもっとも美しい女優といわれるファン・ビンビンさん。彼女は、昨年の東京国際映画祭で最優秀女優賞に獲得。今年は審査員としての参加となり、開幕式のグリーンカーペットをはじめ中国映画週間への登場など中国映画の美しいPR役として大活躍しました。
李さんもファン・ビンビンさんに会うため東京国際映画祭を取材。実は彼女は、数年前に歌舞伎町で撮影したジャッキー・チェンが主演し李さんが脚本顧問を手がけた映画「新宿インシデント」にも出演していたそうなんです。
一方、中国の若者向けの映画や音楽は、日本ではほとんど知られていないのが現状です。中国のエンターテインメント界の実情はどうなっているのでしょうか?
中国にもアイドルグループがいるそうですが、日本、韓国、台湾のアイドルが圧倒的にファンが多く、中国独自の国民アイドルはまだまだ存在していないそうです。中国は国家として文化を発展させるために投資をして、クリエイターたちを教育しますが、日本や韓国のように好きなように作れない。中国では共産党の規制や検閲が入るから、結果的にアニメといえ、動物アニメばかりになってしまう。犬や猫とかが主人公。これが一番健全だということで作り手も冒険できないということでした。
李さんHP