今週のアクティビストは、東日本大震災の被災地に笑いを届ける
「今そこに落語と笑いを配達する演芸団」略して「今そこ演芸団」の理事長、
落語家の古今亭駿菊さんにお越しいただきました。
3月の震災のあと、仕事が立て続けにキャンセルになり、落語のない生活に不安を覚えた駿菊さん。
人の役に立ち、なおかつ落語も活かせるシステムを確立しようと「今そこ演芸団」の結成となりました。
被災地に落語家などの芸人を送る交通費や出演料などの経費を、落語を愛する人たちや
落語家、関係者に広く支援してもらうという仕組みです。
核になっているのは「落語100円運動」です。落語ファンは寄席や落語会に足を運ぶごとに、
落語家や芸人は一高座ごとに、そして落語会の主催者は一興業ごとに、それぞれ100円を貯金し、
数ヶ月に1度、まとめて振込みをしてもらいます。落語なのであえてわかりやすい
アナログなやり方にしました。
「今そこ演芸団」のメンバーの落語家や芸人は今現在10名程度。お金でない、ミッションへの
熱い思いがないと務まらない。
演芸団と被災地とのマッチングは、「東日本大震災被災地復興支援がんばっぺしプロジェクト」や
仙台の東方落語の方々、そしてツイッターやメールなどいろんなツールで行える。
放送の翌日、初ミッションとして11/9(水)に仙台市立中野中学校にお邪魔して
落語を配達します。そして11/19~23間で、岩手、宮城、福島と
「みちのくで笑うべし落語ツアー」で縦断の予定も。
これから冬を迎えるが、寒くなって被災地の皆さんが仮設住宅から出てこなくなるのを防ぐため、
みんなで連れ立って外に出て楽しい笑いを得てもらうために、あえて冬場に「来て!」と
言われているそうです!
「今そこに落語と笑いを配達する演芸団」公式サイト