終わりよければ・・・(放送終了)

9月19日~9月23日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」は、大和田伸也さん

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今週の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム」のゲストは、大和田伸也さん!

9月19日(月)「 福井県で生まれた秀才少年 」
福井県は敦賀市のお生まれで "中学校までは勉強しなくても成績が良かった" という秀才少年、大和田伸也さん。当時は、「大和田家には"寝ている間に勉強できる機械"がある」との噂がたち、他の学校の生徒が自宅に偵察に来ることもあったそうです。そして、そんな大和田さんの夢は「映画監督になること」でした。
月曜日は、大和田伸也さんの学生時代のエピソードを伺っています。

9月20日(火)「 一人の男として誠実たれ! 」
「自分は役者として生計をたてていく」との決意から、せっかく入学した早稲田大学を中退してしまった大和田伸也さん。そのことを御両親に告げると、お父様は無言。しかし、後に「男は好きな道を進め。一人の男として誠実たれ!」と書かれた手紙が届いたそうです。
火曜日は、"一袋のインスタントラーメンをふやかして3日もかけて食べるほどの貧しい生活にも耐えられたのは父親のあの言葉があったから"というお話です。

9月21日(水)「 ドラマが大ヒットした故の苦悩 」
大和田伸也さんの名前が世間に知られるようになったのはNHKの朝のドラマ「藍より青く」でヒロインの恋人、村上周一役を演じたことからでした。このドラマの大ヒットでそれまでの貧しい生活からは脱却できたものの、その後は周一のような誠実な青年の役しか依頼がこなくなった事が不満で、一時は斜に構えた演技ばかりをして周りに迷惑をかけていたそうです。
そんな大和田伸也さんでしたが、ある超大物俳優のアドバイスが自分を取り戻すきっかけとなり...。
水曜日は、ドラマが大ヒットした故に演技に迷いが出てしまっていた頃を振り返って頂きました。

9月22日(木)「 え~い静まれ、静まれ~ぃ! 」
「え~い、静まれ静まれ~ぃ...」で始まる水戸黄門での格さんの決め台詞。何と、この台詞の基礎を作ったのが大和田伸也さんなんだそうです。
木曜日は、TVドラマ「水戸黄門」の撮影での裏話、また、そこで知り合った現在の奥様・五大路子さんとのご結婚までのエピソードなどを伺いました。
それまで雄弁にお話下さっていた大和田伸也さんでしたが奥様との出会いの話になると急にオトボケを決め込むところが本日の聴きどころです(笑)

9月23日(金)「 二人の息子さんとの付き合い方 」
一時期は大量に流れたACジャパンのCMで、おばあさんの手をとりながら歩道橋を上っていく高校生の姿をご記憶のリスナーさんも多いと思います。あの高校生を演じているのが大和田伸也さんの二男の健介さん。また、長男の悠太さんも、現在、俳優としてご活躍されています。
ということで、最終日は、父親としての大和田伸也さんにスポットをあててみました。
私、野村邦丸は娘二人なんですが、息子二人というのも何かと大変なようで...。


<大和田伸也>
昭和22年、福井県生まれ。
早稲田大学在学中に演劇を始め、「劇団四季」などを経てNHKテレビ小説「藍より青く」で人気を得る。
その後「ありがとう」「水戸黄門」等のテレビ、「犬神の悪霊」等の映画、「細雪」「王女メディア」 ミュージカル「アニー」等の舞台に出演。
最近では、舞台の演出やエッセイスト、講演等多方面に活躍の場を広げている。