「どうなる?緊迫のリビア・中東情勢」 あれず・ふぁくれじゃはに さん
今日のゲストは、イラン人ジャーナリストのあれず・ふぁくれじゃはに さん。
去年12月に起こったチュニジアのジャスミン革命を発端に、今年になり、エジプト、リビアなど、アラブの独裁政権が次々に倒れています。また現在、シリアで大規模な反政府運動が起こり多くの死傷者が出ています。果たして、この「アラブの春」の現状、そして今後は、どうなっていくのでしょう?
およそ42年間、独裁を続けてきたカダフィ大佐が権力の座から失墜したリビア。そのリビアに関して、あれずさんは、「現在の問題点は大量にある武器。NATO軍のフランスなどが反政権のグループらに配った武器は、その後どうなるのか?アフガニスタン国内にある大量の武器は1980年のソ連占領時代に米国などが配ったもの。今なお、30年がたってからもアフガニスタンに安定した民主主義はこない。」と指摘。
リビアの今後に関しては、「武器の溢れるリビアで安全な民主主義政権ができるとは思えない。また、リビアのカダフィ政権が倒れることは、大きな波が中東に流れる。」ということでした。
さらにリビアの反政府運動はシリアに波及。あれずさんは、「シリアの運命はイスラエルとパレスチナの紛争だけでなく、イランの国力にも重要な影響を及ぼす。」ということでした。
ちなみに、あれずさんが持っている可愛いソックスは、以前あれずさんからスカーフをプレゼントされた吉田涙子アナからのお返しプレゼントです。
あれず・ふぁくれじゃはに HP