現在、日本には580か所の児童護施設があり、
およそ3万1千人の子供たちが暮らしています。
また、施設で暮す子供たちの9割には親がいて、
しかも6割は虐待を受けた経験があるそうです。
そして、その子供たちは、18歳になると、もう大人としてその施設を出て、自分で生活をしなくてはなりません。
今週のアクティビストは、
施設を巣立っていく若者たちの支を行っている、
NPO法人ブリッジフォースマイルの代表、林恵子さん。
ブリッジフォースマイルでは、
企業や個人から寄付を受けることによって、
児童養護施設を巣立っていく若者に支援を行っています。
巣立ちプロジェクト、アトモプロジェクト、スマイリングプロジェクト、カナエールなど、
さまざまな支援を行っていて、中でも
カナエールプロジェクト。
東日本大震災被災者、児童養護施設退所者などに
夢をかなえる力を育むための教育支援プロジェクトで、
それぞれ10名ずつ、一時金と、卒業まで月々3万円を支援するします。
施設退所者は大学などの進学率が2割。
このうち4割は中退するのが実情という中、
どんな環境で生まれ育っても教育の機会は平等であってほしい、と思いをもたれています。
東日本大震災の後、安否確認の為に退所者の元にメールをすると、
「こういう時に家族って有難いよね」と返信されてきた時、
「あきらめないで続けてきてよかった」と思われたということです。
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