「東日本大震災 中東からのメッセージ」
ゲスト:あれず・ふぁくれじゃはに さん
本日のゲストは2回目のご登場。イラン人ジャーナリストあれず・ふぁくれじゃはさんです。あれずさんは、いまご自身のFacebookで被災者の方々へ向けたイランからの手紙を募集しているそうです。
今回は番組で、あれずさんの元へ届いたイラン人留学生ギィアーイー・レイラーさんからの手紙をご紹介しました。
震災により、亡くなられた方々に、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災地の方々には、お見舞い申し上げます。
今日、ニュースで陸前高田(りくぜんたかた)市の松並木から、たった一本だけ残った松の木を拝見しました。その松を拝見しまして、非常に感動したと同時に、人間というものもその松の木のように強ければ、地震があっても津波が来ても、生き残れると思いました。
日本人は、第2次世界大戦後、ゼロから再スタートし、世界中の皆を驚かせました。イラン人の学生である私も日本の素晴らしい技術や知識を身につけられるよう、イランから日本にやって来ました。
この数十年間、発展途上国から日本の技術を学びに日本にやって来たすべての留学生は、被災地の皆様を決して忘れたりしません。更に、イランの砂漠緑化プロジェクトに長年携わってきたJICAの技術者や専門家を、イランの砂漠に住んでいる子供や若者たちは、決して忘れたりしません。
日本人はこの数十年間、世界のどこかで地震や他の災害が生じた場合は、すぐにも現地のみんなの力になってあげました。本当にお疲れ様でした。
今は、世界中の皆が日本に恩返しをするチャンスです。
皆さんのことを心から愛し、日本人の思いやりの気持ちや愛国心を強く尊敬しております。
ギィアーイー・レイラー