終わりよければ・・・(放送終了)

4月4日~4月8日の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム 」は、村上弘明さん

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今週の「ラジオバイオグラフィー 5冊のアルバム 」のゲストは、村上弘明さん!

4/4(月) 被災地となった故郷・陸前高田への想い
岩手県・陸前高田で生まれ育った村上弘明さん。東日本大震災の発生後、ご両親となかなか連絡が取れず、不安な日々を過ごされたそうです。
ご両親はご無事だったものの、ご実家は1階部分が流されるなどの被害にあわれました。
今までの俳優人生は「恵まれていた」と言う村上さんは、この震災復興のために生涯かけて何かをなすよう、現在の立場に立たされている、と感じられているそうです。
故郷、そして被災に会われた方々へのメッセージもいただいています。

4/5(火) 大自然に囲まれ、野球選手を目指した少年時代
岩手の大自然に囲まれて育った村上さんの少年時代は、海に素もぐりして遊んでは、アワビとウニを取り放題、食べ放題だったそうです。
中学時代は野球に熱中、急激に背が伸びた村上さんは「これはプロでもやっていけるかも」と、甲子園出場経験のある宮城の気仙沼高校へ進学。しかし、下宿を許さないご両親の方針から野球の道をあきらめるなど、かわいらしい少年時代をのお話をお話していただきました。

4/6(水) 映画に熱中した学生時代とちょっと意外な映画デビューのお話
医学部を目指していた村上さんの浪人時代は、勉強もせず映画館通い。
そして東京の法政大学に進学されても、授業に出ず映画館通い。
映画にかかわる仕事をしたい、と思っていたところ、友人から勧められ「もう頬づえはつかない」という映画のオーディションを受けられます。
「ヒロインの相手役」として決定を伝えられていた村上さんですが、いつのまにかヒロインの相手役には違う俳優さんが決定。どういうわけか村上さんの役は・・・・ヒロインをナンパする街の男役だったそうです。

4/7(木) バイクに乗れないのに仮面ライダーになった話

「もう頬杖はつかない」が初仕事だった村上さんは、その後仮面ライダーのオーディションを受けることに。
バイクに乗れない村上さんは、エントリーの条件「バイクに乗れること」を無視してオーディションに望みますが、バイクに乗っての審査では、ギアの切り替え方も、止め方もわからない。
バイクを飛び降りたのはよかったのですが・・・・。審査会場が大変なことになってしまったお話を臨場感たっぷりにお話いただいています。

4/8(金) 時代劇への想いと主演映画

最初はなかなか時代劇に入り込めなかったという村上さんですが、必殺仕事人や、銭型平次など次々と時代劇にご出演され、次第に入り込みやすくなってきたということです。
そして9日に公開となる主演映画、不良少年などの自立支援に生涯をささげた社会福祉家・留岡幸助の映画「大地の詩―留岡幸助物語―」のお話を伺いました。

<村上弘明>
1956年、岩手県出身。'79年に俳優デビュー。ドラマのほか、映画、舞台など幅広く活躍。代表作として、NHK連続テレビ小説「都の風」、大河ドラマ「元禄繚乱」、金曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負」シリーズなど数多くの作品に出演。