終わりよければ・・・(放送終了)

デイトライン東京

「被災した在日ネパール人の支援」 ゲスト:ジギャン・クマル・タパさん

 

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本日のゲストは5回目のご登場、ネパールと日本の架け橋!ネパール政府公式通訳者で国際交流の研究者、ジギャン・クマル・タパさんです。

 

現在、日本に滞在するネパール人は1万5000人以上。その中で、東北地方に約200人のネパール人がいて、今回の震災で100人以上が被災者となったそうなんです。被災したネパール人の方々は仙台や福島などの避難所に滞在していたのですが、言葉の問題やお年寄りや子どもを優先させたいという気持ちもあり、東京への移動を希望されたそうなんです。

 

そこで在日ネパール人協会とネパール大使館が中心となり、東北地方で被災したネパール人の支援に乗り出しました。実はタパさんも在日ネパール人協会の幹事で、今回の支援に尽力されています。

 

自力で帰国した人、知人を訪ねた人もいたそうですが、都内や現地でバスをチャーターし、被災した在日ネパール人を東京へ移動させたそうなんです。

そして、最初は、ネパール人の店やお寺などに分かれて宿泊していたのですが、東京都が被災者宿泊施設として提供した綾瀬市の東京武道館に滞在したそうなんです。そのなかで、被災者にカレーを提供してくれた綾瀬のカレー店「シータラ」のごネパール人主人との出会いや、ネパール人のネットワークを活かして、不足していた「ナン」を調達するなど、タパさんや支援メンバーの方は忙しく活動されているそうです。