今週のアクティビストは、かつて通称イカ天が生み出した人気バンド「たま」のメンバー、石川浩司さん。
「たまのランニング」と言った方が、ピンと来るかもしれません。
実は、「たま」のランニング、石川浩司さんこそ、
現在ではすっかりお馴染みになった、「レンタルボックス」の元祖ともいうべきお店を
11年前に作られた方なのです。
ちなみに、レンタルボックスというのは箱くらいのサイズのスペースを
安い家賃で貸し出し、そのスペースのオーナーが作品を展示するなど自由に使えるというものです。
小さな美術館とも言うべきアートスペースのレンタルの構想は
たまとして活動を始めるずっと以前から抱いていたそうです。
石川さんが作った西荻窪のアートギャラリー「ニヒル牛」は、
音楽よりも圧倒的に発表の場が少ない美術家の人のために作られたそう。
予想は的中し、一時は4年待ちになるほど
スペースは大人気。
恋人へのプレゼントできそうな一点もののアクセサリーから
ユニークな作品も扱っているということで
段ボールで作った、精巧な昭和初期の商店街や、
寒天の人形に唾液などをつけて、
その腐る過程を見つめる腐敗進行オブジェなんてものまで。。。
石川さんは、素人が作る物で100人のうち
99人にとっては「なんじゃこりゃ~!」でも
1人の人は宝物であるようなマイノリティな作品でも、
気軽に発表出来る場所にしたい、と思われているそうです。
ニヒル牛、ニヒル牛2のホームページはこちら。