「イランでも反政府デモ!」 ゲスト:あれず ふぁくれじゃはに さん
本日のゲストは初登場、イラン人ジャーナリストで、東京外国語大学の研究者、あれず・ふぁくれじゃはに(アレズ・ファクレジャハニ)さんです。
あれずさんは、イランのテヘランご出身。人生の半分以上を日本の島根県、愛知県、東京都で過ごされてきました。そんな日本在住の長いあれずさんの名刺は、ひらがな表記になっています。
研究の専門はイランの政治・社会、ネットと社会のつながりなど。また通訳としても各メディアなどで活躍され、日本語への同時通訳をするペルシア語をはじめ、ダリー語(アフガニスタン)、英語、アゼリ語(アゼルバイジャン)、トルコ語、アラビア語、ウイグル語を話します。
エジプトのムバラク政権崩壊が、中東情勢に大きな影響を与えている中、あれずさんの祖国イランのテヘランでも民主化のデモが起こっています。
一方、反米主義を唱えるアフマディネジャド大統領などイラン政府や体制派も今回のムバラク政権の崩壊を歓迎。エジプトにイスラム体制の樹立を呼びかけています。
あれずさん曰く、「イラン政権が問題ではなく、宗教指導者ハメネイ師に対する抗議」が中心なんだそうです。もともとイラン革命も王政の打破が目的で、宗教革命がメインではなかったそうなんです。しかし、王政は倒れたものの民主化されることはなく抑圧的な社会構造が長年続いているそうなんです。それに対してイランの民主化を求める人々がエジプトに連帯してデモを行っているそうなんです。
各国の反政府運動はどうなるのか?今後、中東や西アジアから目が話せません。
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