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デイトライン東京

「どうなってる?日本の国際協力」  ゲスト:ジギャン・クマル・タパさん

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本日のゲストは3回目のご登場、ネパールと日本の架け橋を目指されているネパール政府公式通訳者で国際交流の研究者、ジギャン・クマル・タパさんです。

ネパールは、2006年まで約10年間続いた国内紛争などにより、南アジアのなかでも特に開発が遅れていました。そんな中、日本の青年海外協力隊がはじめてネパールを訪れたのが1970年。去年で40周年を迎えました。

普段、見えにくいと言われる日本の国際協力について、タパさんと一緒に考えました。

実はネパールは海がないのでモノを輸出できないというハンディがあり、その分、道路などのインフラ整備も遅れてきたそうです。また,ネパールにはトンネルがなく、タパさんは川端康成の「雪国」を読んで「トンネルを抜けるとそこは雪国」だったという有名な文章に「?」だったそうなんです。

 

そんなタパさん、ネパールの人々は日本の政府や民間レベルの支援や援助にとても感謝しているということでした。小学校でも日本の協力のことを教えているそうで、「戦後の復興を経験している日本は、海外の貧しい国で現地の人々と一緒に生活しながら技術などを伝えている。」と日本の国際貢献の実績を語ってくれました。

確かに、鉄道は日本が作ったものの列車がドイツ製で、日本の貢献が見えにくいということもありますが、ことさら「日本が作りました~!」とアピールしなくてもいいのではということでした。

ただ、日本の政治家や国民が、日本の国際貢献について、もっと把握することが必要ではないかと言うことでした。

 

タパさんのブログはこちらです。