「外国人ジャーナリストの2010年重大ニュース」
ゲスト:スティーブン・ウォルシュさん 孔健さん
本日のゲストは3回目のご登場、サッカーとジョークを愛するイギリス人のスティーブン・ウォルシュさん。
そして、孔子の第75代直系子孫、中国情報専門紙「チャイニーズドラゴン」編集主幹で中国人ジャーナリスト孔健さんにお電話でご登場いただき、2010年を表す漢字とともに重大ニュースを振り返っていただきました。
まず、スティーブンさんの今年の漢字は「明」。チリ鉱山落盤事故で33人が暗い地下から明るい地上へ救出されたことや、ギリシャやアイルランドの借金が明るみに出たことも「明」ということでした。
そして、さまざまなニュースになか、スティーブンさんがもっとも印象に残ったのは、チリ鉱山落盤事故からの救出劇。実は、救出された作業員33人のうち26人をサッカー・イングランドプレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが試合に招待。26人がマンチェスターUのホーム、オールドトラフォードで対アーセナル戦を観戦したそうなんです。
ちなみに、スティーブンさんはマンチェスターUの大ファン。なんと、結婚式もオールドトラフォードのピッチで挙げたそうです。
一方、孔健さんの今年の漢字は「争」。日中関係の悪化もさることながら、民主党内のゴタゴタの「争」、上海万博が大阪万博の動員数を抜いたのも「争」と表現。一年を通じ、さまざまな「争」を強く感じたそうです。
また、孔健さんの見方は、中国国内では、温故知新で毛沢東派が台頭、改革解放路線の鄧小平派と拮抗するかもしれないということでした。