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デイトライン東京

「歌舞伎町案内人が斬る中国政府と市民の関係」 ゲスト:李小牧さん

 

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今回のゲストは2回目のご登場。歌舞伎町案内人 中国人作家、ジャーナリストの李小牧(リー シャム)さんです。

 

李さんは先月、出版などのお仕事で北京、湖南省、上海を訪れ、尖閣諸島の衝突事件の映像流出やノーベル平和賞受賞の民主運動家・劉暁波氏のことについて、中国の市民の本音を聞いてきたそうです。

まず、北京でタクシーに乗った李さんは、劉氏のノーベル平和賞受賞について

運転手さんと会話をしたそうなんですが、運転手さんはノーベル賞は知っているものの、ノーベル平和賞があること自体を知らなかったそうです。当然、今回の劉氏の受賞のニュースさえ知らなかったそうです。タクシー運転手といえば、どの国でも事情通のはず。しかも首都です。

また、毛沢東と李さんの故郷である湖南省では、尖閣諸島の小さな島を守るより、自分の"シマ"家や生活を守るので精一杯という意見が圧倒的だったそうです。さらに、上海万博の関係で訪れた上海では相変わらず日本の人気は高く、書店には日本関係の本が平積みだったそうです。

つまり、中国政府と市民の考え方には隔たりがあり、多くの市民には建て前と本音があるそうなんです。もちろん、中国政府にしても日本との関係を壊したくない!市民の反日より反政府を怖れているのが本音のようです。

多くの日本のメディアが喧伝する「中国政府も市民も一緒になって、反日感情を高めている」というのは事実とは遠いかもしれません。

 

李小牧さんのHPはこちらから!

http://www.leexiaomu.com/