「どうすればいい?外国人との交流」 ゲスト:ジギャン・クマル・タパさん
本日のゲストは2回目のご登場.ネパールと日本の架け橋を目指されているネパール政府公式通訳者で横浜国立大学大学院の研究者ジギャン・クマル・タパさんです。
若い世代が「内向き」になっているといわれる日本。観光客や仕事で日本を訪れる外国人とどう交流を深めればいいのでしょうか?
そこで国際人タパさんは、どうやって日本人の社会に飛び込んだのか、ご紹介いただきました。
タパさんの日本との出会いは6歳の時。青年海外協力隊のイシズカさんという方がカトマンズの自宅にホームステイ。7人兄弟の末っ子だったタパさんは、イシズカさんに教わった日本の歌を口ずさみながら村を案内したりヤギの世話をしたそうです。そして、幼心にイシズカさんに憧れたタパさんは、自分も将来世界を舞台に仕事がしたいと思い日本語の勉強に熱中、2000年に留学生として初来日を果たしました。しかし、日本語は話せるものの近所であいさつをしても外国人だとからと避けられたことにショックを受けたそうです。
そんな落ち込むタパさんに大学の教授は「待っているだけでなく、自分から積極的になれ」とアドバイス。タパさんは、ネパールについて知ってもらおうと近所の小学校へ手紙を書いたそうなんです。その手紙がきっかけで小学校から講演を頼まれ、やがて近所の小学生や父兄と仲良くなっていったそうです。
そして、全国の小学校や大学などで、国際理解や外国人とのコミュニケーションについて講演をすることになったタパさん。ご自身が6歳の時に日本人と会って、国際交流に興味をもったことを日本の小学生や若者たちに伝えているそうです。