「フランスに学ぶワークライフバランス」 ゲスト:ドラ・トーザンさん
日本とフランスの架け橋というパリジェンヌ、国際ジャーナリスト、エッセイストのドラ・トーザンさんが2回目のご登場です。
「ワークライフバランス」とは、「仕事と仕事以外の生活の調和」のことで、性別・年齢を問わず、誰もが働きやすい仕組みをつくるととです。
実はドラさんは、日本の内閣府の外郭団体が主催する「ワークライフバランス委員会」のメンバーでもあります。
フランスでは、年間に休日や祭日を抜かして5週間のヴァカンスを取ることが労働者の権利として認められているそうなです。それは季節にかかわらず、最低2週間の休みを取ることがヴァカンスの条件なんだそうです。
また、会社はやっていても担当者がヴァカンスでいないので仕事がうまく進まないことも多いそうなんですが、国民もそのことを理解していて、それほど問題にならないそうです。
そして、いちばん大事なのは「個人の幸せ」だと、ドラさんはおっしゃっていました。「個人が幸せならば、家族も会社も国も幸せになれる」ということがフランス人の基本的な考え方なんだそうです。
いつも会社のこと、家族のことを考えて働き過ぎる日本人とは逆の発想ですね。
日仏学院でドラさんの「フレンチパラドックス」と題された仏語と日本語の講義が始まりました。
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