「歌舞伎町案内人が斬る日中関係」 ゲスト:李小牧(リー シャム)さん
本日のゲストは、舞伎町案内人 中国人作家・ジャーナリストの李小牧さんでした。
李小牧さんは中国湖南省出身。バレエダンサー、文芸紙の記者、貿易会社の社員などを経て、1988年にデザインを学ぶため私費留学生として来日。その後、新宿の歌舞伎町に魅せられ「歌舞伎町案内人」としての活動をスタートするとともに、作家・ジャーナリストとしても活躍。これまでに17冊の著書を出版。現在は、ニューズウィーク日本版のオフィシャルサイトにコラムを執筆中です。
混迷の続く日中関係ですが、在日22年の李さんによりますと、中国の若者たちの反日感情と中国政府に対する不信感は根深く、まだまだ反日デモ続くのではないかということでした。
また、日本政府の対応もマズく、日本人はケンカをするのが下手だということでした。中国人の間では、ケンカは日常茶飯事。これは相手といい関係を築きたいから心をさらけ出すからで、互いに率直に言い合えば、ケンカをしても尾を引かないそうなんです。このような国民性の違いも、現代の日中関係に影響を与えているのではないかということでした。
李小牧さんの著書「歌舞伎町より愛をこめて 路上から見た日本」は、阪急コミュニケーションズより絶賛発売中です。