終わりよければ・・・(放送終了)

洋楽ジャパンの最近のブログ記事

7月2日 ありがとう、ボビー・ウーマック

今週はサンコンjr.さん。
先週の金曜日、惜しくも世を去ったラスト・ソウル・マン、
ボビー・ウーマックの作品をお送りしました。

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去年5月、最後となった来日公演の直前に、
やはりサンコンさんが特集したボビー・ウーマック。
今回は、60年代後半から70年代にかけてのミュージック・シーンで、
彼がどれほど大きな役割を果たしたか...というお話を中心に。
スライ&ファミリー・ストーンの「暴動」などへの貢献、
また若くして亡くなった実弟への思いなど興味深いエピソードもたくさん。

おかけしたのは、次の3曲でした。
★ルッキング・フォー・ラブ
74年、全米10位を記録したボビー最大のヒット。
もとは自身が所属していたファミリーグループ、
ヴァレンティノズ62年のスマッシュヒット。
バックはマッスル・ショールズのリズム・セクション!

★フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
68年のデビュー盤、タイトル・チューン。もちろんスタンダードのあの曲。
めちゃくちゃカッコいい!

★アイヴ・ガット・ロスト・フエン・アイ・ファウンド・ユー/ロン・ウッド
75年、ロニーのソロ作にボビーはギター等で参加。
この緩いノリがたまりません。
ボビーはロックとソウルをつなぐミッシング・リンクだった...

6月25日 エリック・カルメンを忘れるな!

月末のお楽しみ、萩原健太さんご登場!
ニューヨーク帰りの健太さん、向こうではアレサ・フランクリンとディオン、
さらにオペラにオーケストラに...と滞在をエンジョイされたそうです。
アレサのライブにはクライヴ・デイヴィスも来ていたとか...
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テーマは、それとはほとんど関係なく、
日本で充実のベスト盤がリリースされるエリック・カルメン
70年代のポップス好きにはたまらない名前ですね。

曲は大定番のこの3つ。

Go all the way/The Raspberries
エリックが在籍したラズベリーズの大ヒット。
パワー・ポップの元祖! 日本のミュージシャンにも多大な影響を。
「いきなりの転調、さらに転調! 必殺の胸キュン・ロックンロール!」

All by myself
エリックといえばこの曲。セリーヌ・ディオンのカバーも有名ですが。
「もうスタンダード中のスタンダード。
 トゥ・マッチな感じが、コメディなんかにも使われたりします」

Never gonna fall in love again(恋にノー・タッチ)
凄い邦題!
「担当者がラグビー好きだったのでは(笑)

オール・バイ・マイセルフと、恋にノータッチは、
ラフマニノフの曲のパクリ。
「いいメロディだなって思いましたよ。
 そりゃそうだよね、ラフマニノフだもの。
 でも、この曲のおかげで、ラフマニノフを聞くようになりました」

次回は7月30日にご登場の予定です!

6月18日 ちょっと変わった雨の歌

おなじみ中村真理さんですが、
このコーナーが始まって、担当回がずっと晴れ!
そして「雨の歌」を特集することになって、
今回初めて雨が降った...とのこと。
持ってますね~!

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「ヒア・カムズ・ザ・レイン・アゲイン/ユーリズミックス」
デイヴ・スチュワートとアン・レノックスは、
ユーリズミックスを結成する以前、付き合っていたんです。
元彼と元カノという不思議な関係の二人。
そんな関係を象徴するような歌なんです(真理さん)

「悲しき雨音/カスケーズ」
この曲、ピアノをいたずらしながら、
黒鍵だけで作ったという、珍しいメロディなんです...と、
スタジオにiPadを持ちこんで真理さんが実演してくれました。
(18歳のとき「もう辞めていいわ」とピアノの先生に
 引導を渡されたんだそうです...)

「イッツ・レイニング・アゲイン/スーパートランプ」
It's raining,it's pouring という
子供の歌がもとになって作られたナンバー。
内容はとっても残酷なんですけどね(真理さん)

ちなみにもう1曲、ウェザー・ガールズの「ハレルヤ・ハリケーン」を
用意してありましたが時間切れでアウト。
「これは天から男が降ってくるという、とても奇妙な歌なんです」

そして今日はシカゴのニュー・アルバムの発売日!
皆さん、ぜひ聞いてみてくださいませ~!

6月11日 髙橋真梨子が選んだ大好きな洋楽名曲集

お父様がジャズ・プレイヤーだったという髙橋真梨子さん。
「娘が歌をやることに関して、大人の歌を歌って欲しいと言うんです。
難しい歌からやれと。つまんないかもしれないけど、
スタンダードジャズなんだよね、って...」
「ジャズは、よく把握しないと良さはわからない。
でもやってるうち、ポップスが軽く聞こえてくるんですね。みんな上手だし」
すべては父の影響、とお話しくださいました。
まずは出たばかりのアルバム「アダルティカ」から
「出会いに帰らせて」を聞かせていただきました!

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そして選んでいただいた3曲は...

闘牛士のマンボ/ペレス・プラード

「私が初めて蓄音機を買った小学校の頃。
3年、4年生くらい?
一番最初に買ったドーナツ盤がこの曲でした。
大好きだったナンバー。心地よかった。
お父様はサックス奏者。
インストを買ったのはそのせいかも。
買ったレーベルは「闘牛士マンボ」になってた...」

アゲイン/ドリス・デイ

「父からの影響で
『この人の発音はいい。勉強するとよくなる』
と言われたシンガー。
クリアで訛りがなくて。
針を落としてチリチリ...アゲイン...と始まると、これが、いいんです」

ホワッツ・ニュー/リンダ・ロンシュタット

「大好きなリンダ・ロンシュタット。
 オールマイティなんです。
 もともとラテンが大好きで...私と同じなんですけど。
 その中でもジャズが天下一品!
 感情、悲しみをそのまま出せる声に惹かれます」

6月4日 兄ちゃんの部屋から聞こえてきた洋楽 パート2

今週は月初めの顔、サンコンjr.さんが登場。
ウルフルズのニュー・アルバム
お聞きいただけましたでしょうか?
そして今回は、4月にお送りしたエイティーズ名曲集の第2弾。
「兄ちゃんの部屋から聞こえてきた」この3曲をお送りしました。
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お送りしたのは次の3曲。
・Blue Monday / New Order
「打ち込みをドラムでコピーして...すぐあきらめました(笑)」

・Ballad Of The Band / Felt
「これは本当にいい曲!」

・How Soon Is Now? / The Smith
「いかにも80年代! というナンバー」

5月28日 祝!交流戦開催 歌うインターリーグ

プロ野球交流戦たけなわ! ということで、
連日東京ドームに通い詰めている萩原健太さんが
「これは交流戦ネタしかない!」と、渾身の選曲。

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「普段は別々に活動している大物2組が、
 臨時に組んだデュエット」という縛りで、
以下の4曲をお送りしました。

★アイム・ゴナ・メイク・ユー・ラヴ・ミーアイム・ゴナ・メイク・ユー・ラヴ・ミー
ダイアナ・ロス&シュープリームス&テンプテーションズ(1968)
大ヒットを飛ばしまくっていた絶頂期の大物2組、夢のコラボ。
とにかくゴージャス!

★Stumblin' in(メロウなふたり)/スージー・クアトロ&クリス・ノーマン(1979)
スージーを何とかアメリカで売ろうと、
こんなAORの路線でスモーキーのクリスと組ませ、
狙い通りに大ヒット。でもこの邦題は...
「最近、スージー・クアトロ、誰も頼んでないのに、
 また裸に皮ツナギ着てベース弾いてます」(健太)

★I Think It's Gonna Work Out Fine
(ふたりのロックンロール)/リンダ・ロンシュタット&ジェイムズ・テイラー(1982)
ホンワカした雰囲気で、アイク&ティナのヒットをカバー。
それにしても、この邦題も...

★メドレー 小さな願い~恋はフェニックス/グレン・キャンベル&アン・マレー(1971)
これは見事。メロディーも歌詞もシンクロしてる。
ジミー・ウエッブとバート・バカラックの異種交流戦でもあります(健太)

5月21日「コトリンゴが選ぶ3曲の洋楽」

今週のゲストは初登場、
どこかホンワカした雰囲気が特徴のコトリンゴさん。
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まずはニューアルバム「バードコア」から、
物議を醸したドラマ「明日、ママがいない」のテーマソングとなった
野島伸司作詞の「誰か私を」を聞かせてくださいました。
その後、お気に入りの洋楽を3曲セレクト!

1. Queen"Bicycle Race"
2. Nina Simone"I Think It's Going to Rain Today"
3. Sam Amidon"Wedding Dress"

邦丸さんも涙子さんも、
どこかとらえどころのない彼女の雰囲気がすっかり感服...

5月14日「暦は夏! 風薫る5月のサマーソング集」

今週は中村真理さんがセレクトしたサマーソング集。
ところが真理さん、ホントは夏があまり好きじゃないんですって!
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お送りしたのは次の4曲。
夏だ!イクぜ!
...的な、前向きな曲はなく、
どこか物憂げな夏のけだるさをあらわしたような曲が中心です。
SUDDENLY LAST SUMMER / The Motels (1983)
THE BOYS OF SUMMER / Don Henley (1984)
SATURDAY IN THE PARK / Chicago (1972)
SUMMERTIME / DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince (1991)

5月7日 サンコンjr.と聞く、ボサノバ名曲選

月初めの顔、サンコンjr.さん。
昨夜、漫画家のとりみき、ヤマザキマリのお二人を中心としたバンド
ボサノバのライヴを終えたばかり...ということで、
今回はボサノバの名演をお楽しみいただきました。
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お送りしたのは次の3曲。
・Mas Que Nada / Sergio Mendes & Brasil'66
・Berinbau / Zimbo Trio
・The Girl From Ipanema / Stan Gets & Astrud Gilberto
ボサノバはバックビートがないんですよ。
ズンタンズタタンじゃなくて、ズタズタ...と
身振り手振りでリズムの面白さを解説してくださいました。
ジンボ・トリオの絶妙テクには絶句!

4月30日 ニッポン人が愛したパティ・ペイジ

今週のゲストは、昨夜、東京ドームで
巨人の逆転劇を目撃し、ヒジョーにいい気分という萩原健太さん。

ミュージック・ダイアリーのコーナーでは、
昨年、リリースから40周年を迎えたエルトン・ジョンの名盤、
「黄昏のレンガ路」スーパー・デラックス・エディションをご紹介。
40年前の今頃ヒットしていた「ベニーとジェッツ」そして
今回のエディション用にリミックスされた
「風の中の火のように(アコースティック版)」をご紹介しました。

そして本編では、
最近リリースされたばかりのパティ・ペイジの日本編集ベスト
「ニッポン人が愛したパティ・ペイジ」から3曲をオンエア。
ロックンロール以前の音楽はつまらない、みたいに言われることはあるけれど、
そんなことはない。
こんなに素晴らしい音楽があったんだよ...と、しみじみ語る健太さん。
パティ・ペイジの代表作「テネシー・ワルツ」を例にとりながら、
多重録音というレコーディング技術革新に挑んでいた
最先端のアーティストだった...といったお話をしてくださいました。

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プレイしたのは...
「テネシー・ワルツ」
「アンド・ソー・トゥ・スリープ・アゲイン」
「アレゲニー・ムーン」の3曲。
邦丸さんが、歌の間、ずっと手を三角形に動かしながら
ワルツのリズムをとっていたのも印象的な光景でした。

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