きょうのゲストはサエキけんぞうさん。
先日、フランスで行われたジャパン・エキスポに参加、
「基本的にオタクの集まりなんですけど、とっても前向きな...」
そこで所属レコード会社に立ち寄った際、
レーベルメイト(!?)であるフランシス・レイの14枚組ボックスを
プレゼントされたということで、今回はフランシス・レイ特集。
御年82歳になるフランシス・レイですが、
9月にはクロード・ルルーシュ作品の音楽を集めた
コンサートが行われるとのこと。
「フランスのホールは本当に音がいいんですよ...
できれば行きたいんだけど...」
というわけで、フランシス・レイの名曲を集めてお送りしました。
「ある愛の詩はかけません!
ああいう過剰なロマンチシズムはダメです」
あくまでも小粋なフレンチ路線。
「いろいろ聞いてみると、初期の代表作はほとんど、
エレクトリック・アコーディオンをフィーチャーしてるみたいですね」
おかけしたのは次の3曲。
・男と女
66年のルルーシュ、レイ、
そして歌を歌ったピエール・バルー、みんなにとっての出世作。
ルルーシュはこれを自費で撮影したらしい!
・白い恋人たち
真夏に涼しさを届ける素晴らしいメロディ。
グルノーブル五輪の記録映画ですが、ルルーシュは、
先立つこと4年前の市川昆「東京オリンピック」に影響を受けていたとか...
・さらば夏の日
「このアレンジは、二ルソンの『噂の男』に通じるものがあります。
日本の『白い色は恋人の色』も、この系統」(サエキさん)
ルルーシュ作品ではありませんが、青春映画の名作。
ルノー・ベルレー、レイモンド・ラブロックといった青春スターの名前に、
邦丸さんが激しく反応!
「友達がフワフワ髪のラブロックにはなれないけど、
スポーツ刈りを伸ばしたみたいなベルレーにはなれるって興奮してた」
中学時代の思い出です。
うれしいことに、このコーナーにメールをいただきました。
千葉県のラジオネーム「ミニケル」さん。50代男性の方。
「洋楽ジャパンの企画、大変良かったです。
フランシス・レイのサウンドは、この年齢になると大変懐かしく思います。
よく深夜放送から流れてくるサウンドトラックに耳を傾けていました。
また爽やかなサウンドトラック特集をお願いします」
ありがとうございました!
本編に先立つ「ミュージック・ダイアリー」のコーナーでは、
ジム・クロウチにスポットを当てました。
「シンガー・ソングライターとしては遅れてきた人なんだけど、
この後全盛を迎えるイーグルスへの橋渡し的な役割をしているような...」
「そういえば、ドン・ヘンリーを思わせるようなところがありますね!」
発見の絶えない洋楽ジャパン、次週もお楽しみに。