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明日は参議院選挙。政治と金の問題が続き「ずるい人」には投票しないという思いを持っている方も多いのでは?スポーツ界も同じですね。「ずるい選手を取り締まろう」という風潮が近年になく強いです。ずるいこととは「ドーピング」つまり薬物を使って運動能力を瞬間的に上げて良い記録を残すこと。ばれにくい方法=もともと体内にあるものを使って瞬発的に運動能力を上げるというように巧妙化。検査する側とのイタチごっこが続いています。
オリンピックではありませんが、先週から公開が始まった「疑惑のチャンピオン」という映画があります。
ランス・アームストロングというアメリカの自転車競技のスーパースターの実話で、脳までガンに侵されながら奇跡的に復活し、ツール・ド・フランスで7連覇という偉業を達成しました。
一流のスポンサーに囲まれ、富の一部をガン撲滅活動に注ぎ社会的ヒーローにもなる一方で、ドーピング疑惑を執拗に追う記者や告発しようとした選手仲間に反撃し排除してゆく恐ろしさ。誰も皇帝のようにふるまうアームストロングに逆らえず、うすうす勘付きながらも「沈黙」していく。彼は2012年に永久追放になるわけですが、アメリカ国民の衝撃は大変なものだったそうです。傲慢な態度と病院にガンに苦しむ子供をそっと見舞う姿。悪と善が一つの肉体に宿ることの奇妙さと深さを感じざるを得ませんでした。
今も女子テニスのマリア・シャラポワの問題が起きていますが、同情の声も上がる中、ロジャー・フェデラーは「絶対に許せない」「意図的か否かは関係ない」と厳しいコメントを発したのが印象的でした。検体も10年、15年、20年と残して抑止力とすべきと発言したのです。
今から4年後にはどのようになっているのか?スポーツも、そして政治も..
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