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2016年3月14日 震災と性的マイノリティ。

ぜっんぜんブログの更新をしておりませんでした、涙子です。

ご無沙汰してます、お元気ですか?
私は相変わらずデカくて団子頭です(^w^)。

11日で東日本大震災から5年。

ニュースパレードでは10日間にわたって震災特集を放送しました。
その中の1つの取材レポートを担当しました。

私が取り上げたテーマは、「震災当時、性的マイノリティの皆さんはどんな困難を抱えていらしたのか、そしてこの5年で何か変わったのか」ということ。

"LGBT"という言葉をよく耳にするようになりましたよね。

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、の頭文字をとった言葉。
LGBTをはじめとする性的マイノリティに該当する方は、13人に1人とも言われています。
私たちの身近にいらっしゃるんですよね。

でも、私自身が震災当時にこうした方々の大変さに思いをはせていたかというと、反省しなければなりません。
そして私のような方が多いのでは、と思ったんです。
一緒に知りましょう、と。

宮城県仙台市を訪ねました。

何も分からない、見知らぬ私の突然のお願いにもかかわらず、取材に応じて下さったお三方。
はいどーん。

素敵な3人★.JPG

佐賀柊咲さん、小浜耕治さん、小野寺真さん。
皆さん、超優しい!

小浜さんは男性パートナーと暮らしています。
佐賀さんと小野寺さんは、体は女性、心は男性です。

性的マイノリティの皆さんは、通称名で呼び合っていたり、ネットだけでつながっていることが多いのだそう。だから本名、住所を知らない。
友達の安否確認がしづらく、不安だったそうです。
トイレやお風呂が男女別で、入れなかった方も。
避難所では集団での寝泊り。マイノリティカップルが知られたくないプライベートを知られてしまう・・・男性同士、女性同士のカップル。
名札をつける場合、本名や性別がばれてしまうことも。知られたくない方も、強制的にカミングアウトさせられてしまう辛さ・・・伺わなければ知らないままだったことが沢山ありました。

性的マイノリティどうしが、普段から繋がっていなければ助けられないとひしひしと感じた、とおっしゃるお三方。社会との繋がりも。
同じような思いを抱いた方は東北じゅうにいらっしゃいました。

震災前に9つだたグループが、いまや50以上。

3月21日には、東北全体を巻き込んだイベント「OUT IN JAPAN 東北プロジェクト」が開催されます。
会場は震災からちょうど5年、3月11日にオープンした被災地復興支援ライブハウス、仙台pit。
プリンセス・プリンセスが杮落としライブをやったハコです★

セクシュアリティは、個性。

沢山の個性が、普段からどれだけ繋がっていられるか。
いざというときにその繋がりが反映されるんですよね。


お話を伺ったあと、石巻の日和山公園に連れて行ってくださいました。

日和山公園.JPG

津波が押し寄せる前の写真の後ろに広がる、今の石巻の海。
津波が飲み込んでしまった景色。

忘れてはいけない、伝えていかなくちゃいけない。

これからも私なりに、お伝えし続けようと思います。
団子頭で、取材を続けやすっ!

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

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