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関東と東北を襲った集中豪雨から2週間。小4の頃、土砂崩れで母屋が全壊した私としては身につまされる。
いきなり腰まで汚泥水が襲ってきた瞬間。慣れない公民館での被災生活。テレビ局の執拗な取材。そしてスズメの涙ほどの見舞金。(下の写真:宮城・大崎市)
きょうは弊社のワイド番組班が、茨城県常総市に取材に出かけた。
ボランティアが活躍した連休期間。どこまで片づけは進んだのか。常総市は工場勤めの外国人も多い地域。避難勧告が「遅かった」や「出なかった」以外に、地域の実情にあった誘導方法(ポルトガル語とか中国語など)も問われることになる。
いわゆる安保関連法案「平和安全法制整備法案」
~武力攻撃事態法、周辺事態法、PKO協力法など10本の現行法改定案
と他国軍の後方支援を随時可能にする新法~「国際平和支援法案」の
併せて11本の法案を参議院が可決し、成立した。
9月19日(土)未明、午前2時過ぎの採決だった。
安倍総理は安保関連法案の成立に執念を燃やし、
日に日に拡大するデモによる反対行動と様々な分野の人々が
次々に反対意見を表明する中、
「成立すれば、やがて理解は広がる」
「安保改定は50年経たないと評価されないと言われたが、20年程で評価された」
と、持論を掲げて反対意見と反対行動に向き合う事を避けた。
法案成立後、共同通信が行った世論調査では、
「政権が国民に十分に説明していると思うか」との問いに、
「思わない」が80%を超えた。
前述の安倍総理の詭弁的持論~
"今は国民に理解されていないが、20年も経てば「文句も止む」"
と言わんばかりの態度はあまりに不遜だ。
客観的に見て安保関連法案はアメリカをはじめとする他国の武力行使を
支援する法律であり、戦争に巻き込まれないことが
法的に担保されているわけではない。
つまるところ安保関連法案は国を担保にした危険かつ無謀な
歴史への挑戦だと断じる。
報道スポーツセンター部長 関根英生
全国の町や村が一堂に会し、特産品や郷土芸能、観光資源などを
都会の人たちにアピールするイベント、「町イチ! 村イチ! 2015」が
東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されています。
第3回を迎える今回は、日本全国の3分の1以上にあたる
およそ330の町と村が参加。
会場には、特産品の展示・販売コーナーのほか、
地元の食材を使った郷土料理の食堂などが並び、
ステージではご当地キャラも続々登場しています。
初日の今日は、宮崎県高千穂町の、「高千穂の夜神楽」も披露されました。
このほか、移住・定住相談コーナーや
とれたての野菜、果物を販売するマルシェもあります。
あす23日(水・祝)も、午前10時~17時まで開催されます。
免許証入れを掃除していましたら、緑青にまみれたスーベニア・メダルが出てきました。
コインを販売機に入れると、そのコインがぺちゃんこにプレスされてメッセージが刻まれるアレです。
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今から10数年前、仕事でニューヨークに行ったときにつくったものです。
仕事が終わった後、僕はジョン・レノンが撃たれた現場「ダコタハウス」前に立ちました。
ジョンが、愛するオノ・ヨーコさんと暮らした自宅アパートです。
ただ、その現場には事件について何の痕跡も見つけられず、モニュメントも無く、
あまりにもあっさりしていて、意外に思ったものです。
ジョンのアルバムを聴きながら、僕は高層ビルにのぼり
文字通りの「おのぼりさん」としてこのメダルを刻みました。
眼下に広がるマンハッタンの街を今でも鮮やかに思い出せます。
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ジョン・レノンというと無暗に平和を唱える「仙人みたいなオジサン」と思っているかたもいるかもしれません。でも、どんなことを歌っているのかご存知ですか?少し引用してみます。
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「平和をわれらに」では、こう歌っています。
「いろんな主義の人がいるよね。異なる主義 異なる主張、異なる宗教・・・
だけど結局のところ、そんな僕らが求めているのは『平和をよこせ』ってことだけなんだ」
また、「イマジン」の歌詞はこうです。
「僕のことを夢見がちなヤツだと君は言うかもしれないね。
でも、この夢を見ているのは僕だけじゃないはずさ」
「夢」は必ず叶うとは限りませんが、諦めたとたんに可能性は0になります。
それは少し、「平和」に似ているような気がします。
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ところが、ジョン自ら「夢」を否定している歌があります。それは「GOD」という曲。
『God is a Concept by which we measure our pain』
「神様なんて、痛みを測る概念に過ぎない」
『I just believe in me Yoko and me』
「僕は僕自身(と妻)だけを信じる」
ジョンは宗教を否定しているのではなく、
「権力者や思想家、アーティスト等を盲信せず、世論に流されず
自分自身を信じて物事を考えるんだ」と歌っているのです。
この歌には一度も「平和」や「戦争」という言葉は出てきませんが
これもまたSNSが発達した今、大切なメッセージに思えてきます。
ジョンはこう続けます。『...and that reality. The dream is over』
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安保関連法が成立した日、タクシーの運転手さんが怒っていました。
『お客様の前に乗せた若者のグループが、国会前の集会を見ながら笑うんですよ。
〜俺ら金持ってるから戦争行かなくていいし〜って』
『どういう意味です?それ』
『経済的徴兵制(経済的事情から自衛隊に入隊する人が増える状況)のことを言っているみたいで。
私どれだけ彼らに言いたいことがあったか』
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安保関連法では、政治家が、私たちの命にかかわることを決定したり承認することになります。
主義主張はどうあれ、有権者としてそこだけは忘れずにいたいものです。
18歳に選挙権年齢が引き下げられた今、これからは若者自身も
「自分のこと」として戦争や平和について考えることになるでしょう。
...and that reality. The dream is over.
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緑青にまみれたメダルをつくったあの高層ビル。今から思えばあれはNY世界貿易センターでした。
もしジョンが生きていたら、僕らにどんなメッセージを届けてくれたでしょうか。
東京・世田谷区の住宅で、宮沢みきおさん一家4人が殺害された事件から
今年で15年となるのを前に、警視庁はきょう、
これまでの捜査で判明した情報をまとめたものを、ホームページで公開しました。
日本語のほか、英語、韓国語、中国語でも掲載されています。
犯人が着ていたものと同じ型のトレーナーを販売していた全国の店舗の一覧表や、
事件の百箇日目に現場近くに置かれていたお地蔵様などを掲載。
また、当時の記憶を思い出してもらうため、事件発生前後の新聞の番組欄、
その年の主な国内の出来事、流行語なども掲載されています。
元々は内部資料としてまとめたもので、今後は情報誌の形にして
捜査の際や行事などで一般にも配布するということです。
捜査幹部は、
「月日がたったからこそ言えることがあるかもしれない。
どんな情報でも良いので寄せてほしい」と話しています。
情報提供は、警視庁・成城警察署特別捜査本部 03-3482-0110 まで。
少し前の話になりますが、
先月、国会内で高校生100人と国会議員らが議論しあう催しがありました。
この催しを取材するのは二回目なのですが、今回は特別な意味がありました。
それは選挙権年齢が18歳に引き下げられることが決まってから
初めての開催だということです。
それもあってか
与野党の幹部のあいさつも「有権者」としての高校生を意識したものでした。
興味深かったのは、与野党の何人かの幹部が
自らの政策を宣伝するのかと思いきや、
『もちろん私たちは自分の政策に自信を持っていますが
皆さんは私たちの言うことも疑ってください』と話したことでした。
互いに政策を主張し、批判しあっている議員らが、
この場では大人として「自分で考えることの大切さ」を説いたのです。
18歳に選挙権年齢が引き下げられるにあたり
「学校で政治をどう教えるか」が課題になると言われています。
でも、世の中の人がどのように働き、どのように暮らし、
何に困っていて、何を求めているのかを知ることも、
選挙で投票するためには大切なことなのではないかと思います。
これらは教室にいるだけでは知ることができません。
10代から、できるだけ様々な立場の人と
実際に触れ合う機会を持つことが必要なのではないかと思いました。
その上で、自分で考える力を身に着けることが大切なのかなとも。
・・・あ、でも大人の自分もできていなかったりして。
突然出てきた10%への消費税率UPに合わせたマイナンバー利用による還付という
理解不能な財務省案。まだ見ぬ「マイナンバー」だが、子供もお年寄りも買い物に行くのに
持ち歩かなければいけないことになる上、政府に個人個人の買い物内容を教えることになる。
また、自販機はどうすればいいのか?さらには、街の商店~八百屋や肉屋、米屋や乾物屋など
日本中津々浦々の個人商店に端末を設置するのか?出来るのか?
しかも還付上限4000円というのはどう考えても超雑な決め事ではないか。あらゆる面で
理解不能なアイデアだが、さらに唖然としたのは発信元のトップ、麻生財務大臣の発言だ。
「複数の税率は面倒臭い」
「カードを持っていきたくなければ持たなくていい。その分減税はない」
消費税率の引き上げについては増え続ける社会保障費を補う財源として理解はしているものの、
少なくとも政府は
"国民に理解をしてもらう"あるいは"国民に受け入れてもらう"立場であるはずだ。
麻生氏の投げやりな発言「面倒くさい」、上から目線の「従わなければ減税なし」という態度は
唖然そして絶句を通り越し、噴飯ものだ。
そもそも麻生氏は憲法改正に関する持論として
「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。
あの手口を学んだらどうか」と暴論を口にした政治家だ。
この政治家の自身の発言に関する無責任性はもはや「罪」だろう。
報道スポーツセンター部長 関根英生
9月10日、気象庁が茨城県と栃木県に大雨特別刑法を発令。
直ちに鬼怒川の水が溢れた茨城県常総市の若宮戸へ向けて出発。
しかし・・・現場が近づくに連れ、渋滞が激しく車が前に進めない状況に。
道路があちらこちらで冠水のため通行止めになり、県内の鬼怒川にかかる橋が
すべて通行不可になった。
行き先を変更し、石下地区へと向かう。
昼、雨は上がったものの、水かさは増える一方。わずか10分ほどで20センチくらい水位があがり、
車が次々と水没。道路は封鎖となっていく。
見えていた地面もあっという間に見えなくなり、我々も直ちに避難するよう指示を受ける。
田畑も水没。稲の穂先も完全に水に浸かってしまい、まるで大きな湖の中にいるかのような景色が広がる。
警察、レスキュー、ボートをつんだ自衛隊の車両が次々、現場にむかい、
救助活動が行われた。警察によると、救助要請がひっきりなしに入っているという。
現場近くで、救助されたばかりの男性と遭遇。
わずか10分ほどの間にトラックの窓のところまで水が上がり、車の屋根に避難。
2時間後にボートで救出されたあと、トラックは水で流されていったという。
間一髪の救助。
「自然の怖さを思い知らされた」と語った男性の言葉が耳にこびりついている。
いやー。
生まれて初めて、「ご当地キャラの声を録音する」という取材をしてきました。
11月5日は「津波防災の日」なんです、ご存知でしたか?
大きな地震が起きたら、津波に備えてすぐに高台へ逃げること、
家族とは、あらかじめ逃げる場所を決めておくこと、など
日ごろから津波に対する防災意識を持っておくことって大切なんですよね。
やってらっしゃいますか?
津波防災への取り組みを多くの人に知ってもらおう、つーことで、
各地のご当地キャラクター達が「津波防災ひろめ隊」を結成しました!
ふなっしーやくまモンたちが今日、山谷防災担当大臣のもとを訪れ、お披露目会が行われましたー!
ご当地キャラが大臣を囲む絵、はいどーん。
左から、しんじょう君、ちっちゃいおっさん、ふなっしー、山谷大臣、くまモン、きいちゃん。
津波防災のポーズ、つーのも披露されました。はいどーん。
"急いで、高い所へ"を表現!(ちっちゃいおっさんは腕が上がらないと嘆きながらの撮影でしたw)
津波への備えの大切さを改めて痛感したと同時に・・・・・ちっちゃいおっさんとふなっしーの掛け合いトークが面白いことを実感w。漫才のようでしたよ。
「津波防災ひろめ隊」のご当地キャラクターたちは、これから避難訓練にあわせて開催されるイベントに参加したり、ブログなどで津波防災の取り組みを紹介したりするということですよー。
津波防災の特設HPもありますのでチェキラー☆
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。